賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2011-01-01から1年間の記事一覧

「伝説の賀曽利隆オンライン」(45)

(2003年7月5日) 中国を中心として世界で猛威をふるった新型肺炎のSARSですが、予想した以上に、急速に終息してくれました。ほんとうによかったですね。中国の北京では韓国からの観光団を迎え、盛大にSARSの終息を祝うセレモニーがおこなわれ…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(44)

(2003年6月17日) ずいぶん時間がかかってしまったのですが、2000年以降、現在までの3年半分の「峠越え」のデータをまとめ終えました。その結果ですが、2000年には全部で126峠を越え、そのうち14峠が初めての峠でした。2001年には…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(43)

(2003年5月12日) 5月11日、ジェベル250GPSを走らせ、浜松から国道1号、151号経由で愛知県の豊川まで行き、早朝の豊川稲荷に参拝しました。そのあと、国道151号との分岐から国道362号に入りました。 国道362号は豊川が起点。…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(42)

(2003年4月25日) 新型肺炎のSARS(サーズ)が猛威をふるっています。これにはまいりました…。感染源とされる中国では患者数が2000人を突破し、中国政府のSARS隠しもあって、世界中に衝撃を与えています。旅行客も激減で香港を拠点とす…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(41)

(2003年3月1日) 3月29日(土)、30日(日)の両日、高知県中村市の四万十川の中村赤鉄橋河川敷広場で、「四万十・黒潮エコライフフェア」が開催されます。様々なイベントがおこなわれますが、その目玉として3月29日の14時から16時まで、…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(40)

(2003年2月10日) 「賀曽利隆オンライン」の掲示板にも何度となく書き込みをしてくれている「満州さん」にお会いして、お話を聞いてきました。 「満州さん」は中国・東北部(旧満州)、吉林省の延辺朝鮮族自治州の延吉にある延辺大学に留学した人。…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(39)

(2003年1月1日) みなさん、あけましておめでとうございます。 昨年は「島めぐり日本一周」を終えたあと、「ユ-ラシア大陸横断」1万5000キロ、「東北周遊」1万3000キロ‥と、日本を世界をバイクで駆けめぐりましたが、今年もカソリ、「やる…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(38)

(2002年12月12日) 屋久島から帰ってきました。なんとも心に残る屋久島の旅でした。 今回は屋久島東海岸の安房を拠点にして島をまわりました。 まずは「縄文杉」。カメラマンの小形又男さんと一緒でした。 小形さんは縄文杉まで何度も行っているの…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(37)

(2002年11月15日) 昨日は「ユーラシア大陸横断」1万5000キロを走ったスズキDR-Z400Sで、浜松のスズキ本社まで行ってきました。快晴で抜けるような空の青さ。静岡県に入ると、東名高速の御殿場や富士あたりから見る富士山は、「さすが…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(36)

(2002年10月3日) 1ヵ月あまりをかけた「東北1万キロ」から帰ってきました。いや~、東北はおもしろいですよ! 今回の「東北1万キロ」は、正確にいうと全行程9437キロ。その間では105湯の温泉に入り、72峠を越え、29岬に立ち、これは…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(35)

(2002年9月1日) 今日、これから「東北1万キロ」に出発します。 スズキDJEBEL250XCを走らせ、30日をかけて東北を縦横無尽に駆けめぐろうと思っています。東北は日本一の温泉天国。いくつもの温泉に入ろうと期待に胸をふくらませていま…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(34)

(2002年8月16日) 6月28日に富山県の伏木港からロシア船の「ルーシ号」に乗って出発した「ユーラシア大陸横断」ですが、ロシア極東のウラジオストックからヨーロッパ最西端のロカ岬までの1万5000キロを走って8月15日に帰ってきました。 …

「伝説の賀曽利隆オンライン」(33)

(2002年6月17日) 「ユ-ラシア大陸横断」の出発の日が近づいてきました。 ぼくは6月26日の朝一で神奈川県伊勢原市のわが家を出発し、スズキDR-Z400Sを走らせ、東京から国道20号で松本へ。そこから安房峠を越えて高山経由で富山に向か…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(32)

(2002年5月12日) 今日、(株)「道祖神」のバイクツアー、「カソリと走ろう!」シリーズの第7弾、「ユーラシア大陸横断」のメンバー、ほぼ全員が集まりました。20代の方から60代の方までぼくを含めて総勢17名。そのほかサポートカーには道祖…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(31)

(2002年4月12日) 今日、これから1年がかりの「島編・日本一周」の最後となる「沖縄編」の第2弾目に出発します。いったん東京・日本橋に立ったあと、スズキの90㏄バイク、バーディー90で中山道経由で名古屋まで走り、明日の午前11時名古屋港…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(30)

(2002年3月27日) 「島編・日本一周」の「沖縄編・第1弾」を終えて帰ってきました。 沖縄本島とその周辺の島々をまわったあと、那覇・泊港からフェリーで久米島へ、慶良間列島の渡嘉敷島、阿嘉島、座間味島へ、最後に粟国島に渡り、沖縄本島を含め…

『旅の鉄人カソリの激走30年』JTB

第1章 西アフリカ横断 満身創痍だが愛車は快調! 「タカシ! 早く来て、ほら、ベルデ岬よ」 レズリーの弾んだ声に、ぼくはデッキにかけ寄った。真っ青な大西洋の大海原のその向こうに、アフリカ大陸最西端のベルデ岬が見えてきた。オーストラリアのブリスベ…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(29)

(2002年2月10日) 東京・目黒の旅行社「道祖神」主催のバイクツアー、「カソリと走ろう!」シリーズの第7弾、「ユーラシア大陸横断」の日程が決まりました。6月下旬の富山港発のロシア船でウラジオストックに渡ります。ウラジオストックからは、ハ…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(28)

(2002年1月1日) 「島編・日本一周」の「九州編」を終えて帰ってきました。今回はそのパート1。筑前大島を皮きりに、甑島列島を最後に、九州北部&西部の30島をめぐってきました。 九州最北の島、対馬では最北端の「韓国展望台」に夜明け前に立ち…

『世界を駆けるゾ! 40代編・下巻

第1章 目指せ、エアーズロック! 「道祖神」の菊地優さんとの出会い 20歳のときに250・バイクのスズキTC250で「アフリカ一周」して以来、20代、30代と単独行のバイクツーリングを繰り返してきたぼくだったが、40代以降になって大きく変わっ…

300日3000湯めぐり・データ(18)

「伊豆諸島編」(2007年10月28日~10月31日) (東京) 3051、平成の湯温泉「くるみや旅館」(600円) 3052、御神火温泉「御神火温泉」(1000円) 3053、椿園温泉「ホテル椿園」(500円) 3054、和泉温泉「いち・まる・いち」(…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(27)

(2001年12月10日) 「島編・日本一周」ですが、今日、「九州編」に旅立ちます。 「四国編」のときと同じように、東京港フェリー埠頭から東九オーシャンフェリーに乗り、北九州の新門司港へ。そこを出発点にして九州を反時計回りで一周しながら九州…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(26)

(2001年11月12日) 今日、これから「島編・日本一周」の「四国編」に出発します。 19時10分、東京港フェリー埠頭を出港する「オーシャン東九フェリー」で、四国の徳島に50ccバイクのスズキSMX50ともども渡ります。徳島港到着は明朝の9…

『世界を駆けるゾ! 40代編・上巻

第1章 サハラ往復縦断 40歳を目前にして急速の衰えた体力と気力 「世界を駆けるゾ!」を合言葉に、20歳のときに旅立った「アフリカ一周」以来、バイクで世界の6大陸をまわりつづけてきたぼくだったが、30代の後半になったころから急速の体力の衰えと…

『世界を駆けるゾ! 30代編』フィールド出版

第1章 赤ん坊連れのサハラ縦断 熱病にかかって、カソリ、結婚! ヒッチハイクとオートバイを織りまぜ、15ヵ月間で世界六大陸13万キロを駆けまわった「六大陸周遊」の旅から帰ってまもなく結婚した。27歳の春のことだった。 結婚し、家庭を持つなんて…

『世界を駆けるゾ! 20代編』フィールド出版

第1章 アフリカに行きたい! 17歳の夏の日 ぼくが初めて世界に飛び出そうと思ったのは、ある日、突然のことだった。 1965年(昭和40年)、17歳の高校3年の夏休みに、親友の前野幹夫君、横山久夫君、新田泰久君らと、 「おもいっきり、泳ごうゼ」…

300日3000湯めぐり・データ(17)

「北海道編・函館→東京」(2007年10月4日→10月28日) (青森) 2811、猿倉温泉「猿倉温泉」(500円) 2812、蔦温泉「蔦温泉」(500円) 2813、奥入瀬渓流温泉「奥入瀬渓流グランドホテル」(1000円) 2814、空の平高原温泉「空の…

中山道69次(4)

スズキの125㏄スクーター、アドレスV125Gを走らせ、上州(群馬県)の中山道を行く。新町宿を通り倉賀野宿へ。倉賀野宿の入口は中山道と日光に通じる例幣使街道の追分。そこには閻魔堂が建ち、道標と常夜灯がある。 例幣使街道いついては、案内板に次…

中山道69次(3)

武蔵国の一の宮、氷川神社の門前町としてにぎわった大宮宿から中山道(国道17号の旧道)を行く。新大宮バイパス(国道17号)、国道16号と横切り、上尾宿に入っていく。上尾宿の中心はJR上尾駅の周辺だ。 つづいて桶川宿、鴻巣宿とスズキの125㏄ス…

中山道69次(2)

荒川を渡って埼玉県に入ると、国道17号沿いの「ロイヤルホスト」で朝食。「モーニングセット」(450円)を食べ、第2番目の宿、蕨宿に入っていく。 ここには「中山道ふれあい広場」があって、参勤交代の様子が描かれた壁画がある。中山道の宿場の歴史を…