賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「南米・アンデス縦断」(32)

12月19日。6時に起きると、早朝のオルロの町を歩く。町はきれいに掃き清められている。天気は晴れ。すがすがしい高原の空気を吸って1時間ほど歩いた。 「ホテル・スクレ」に戻ると朝食。パンとチーズ、ジュース、フルーツの朝食を食べ、、オルロを出発…

「南米・アンデス縦断」(31)

ラパスとオウロの中間点のパタカマヨの町を出発。アンデス高地を一直線に貫く国道1号を南下する。左手には東山脈の山々、右手にはゆるやかな茶褐色の山並みが連なっている。右手の茶褐色の山並みの向こうがアンデス山脈の主脈になる。三角形をした目立つ雪…

「南米・アンデス縦断」(30)

12月17日。夜が明けると、早朝のラパスを歩く。サンフランシスコ寺院からメルカド(市場)へ。メルカドの門はまだ閉まっていたが、路上ではコカの葉や薬草、チューニョ(凍みジャガイモ)、チーズ、川魚などが売られていた。ペルーのリマからのものだと…

「南米・アンデス縦断」(28)

2007年12月16日。チチカカ湖畔の町、プーノの「タイピカラ・ホテル」の朝食を食べ、8時30分に出発。ボリビアの首都ラパスに向かう。 チチカカ湖畔のフリやポマタの町を通り、プーノから140キロほど走ったところでペルーとボリビアの国境に到着…

「南米・アンデス縦断」(27)

標高3855メートルのチチカカ湖畔の町プーノは、インカ帝国の創始者マンコ・カパックの天孫降臨の地として知られている。クスコよりもはるかに高地なのだが、琵琶湖の12倍もの大湖、チチカカ湖が広がっているので、それほど高い所にいるという感じはし…

「南米・アンデス縦断」(26)

標高4312メートルのラヤ峠ではバイクを止めて昼食にする。我々はすでに4000メートル台の世界には慣れているので、それほどの息苦しいさは感じない。パンとチーズ、ハム、それとパイナップルジュースという簡単なものだが、アンデスの4000メート…