賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

台湾一周2010(37)

6月22日(火)瑞穂→礁渓(その4) 南澳から国道9号を北へ。スズキ・アドレスV125Gを走らせ、蘇澳を目指す。その途中では太平洋の浜辺に出た。丸みを帯びた小石が一面に敷き詰められたような海岸だ。 蘇澳に近づくと天気は急変し、あっというまに黒…

台湾一周2010(36)

6月22日(火)瑞穂→礁渓(その3) 太櫓閣を出発し、国道9号で宜蘭(ぎらん)に向かっていく。清水という町を過ぎると「台湾版・親不知」といった清水断崖に入っていく。切り立った山並みがストンと海に落ち、断崖絶壁を貫くトンネルが連続する。 ここも…

台湾一周2010(35)

6月22日(火)瑞穂→礁渓(その2) 台湾・中央山脈の山裾の瑞穂温泉を出発。 スズキの125ccスクーター、アドレスV125Gを走らせ、瑞穂の町へ。気持ちのいい青空が広がっている。 瑞穂からは国道9号を北上し、台湾東海岸の中心都市、花蓮へ。ここ…

カソリの林道紀行(37)東北編(8)

みちのく5000(8)マタギの里の秋田縦断編 (『バックオフ』1996年8月号 所収) ◇◇◇ “みちのく”を走りたくって、 その一心で、 オーストラリアから帰ってきた。 赤い荒野と360度の地平線を見慣れた目には、 “みちのく”の青き山々が目にしみるぜ…

台湾一周2010(34)

6月22日(火)瑞穂→礁渓(その1) 瑞穂温泉の温泉旅館「東岡秀川」では夜明けとともに起き、まずは木枠の湯船に温泉を流し込み、朝湯を楽しむ。これぞまさに至福の時だ。 無色透明のツルツル湯で、泉質は硫化鉄泉。皮膚病や胃腸病に効くという。 湯から…

台湾一周2010(33)

6月21日(月)曇・墾丁→瑞穂(その9) 「池上米」の池上を出発。右手に海岸山脈、左手に台湾山脈(中央山脈)を見ながら国道9号を北上。広々とした台東平野は次第に幅狭くなり、両側に山々が迫ってくる。それとともに天気は崩れ、今にも雨が降り出しそ…

台湾一周2010(32)

6月21日(月)晴・墾丁→瑞穂(その8) 台湾東海岸最大の都市、台東からさらに国道9号を北上する。 台東を過ぎると国道9号は海岸線を離れ、海岸山脈と中央山脈の間の台東平野を行く。そんな国道9号沿いのガソリンスタンドで給油。そこには3人の若いラ…

台湾一周2010(31)

6月21日(月)晴・墾丁→瑞穂(その7) 名残おしい大渓小学校をあとにし、大渓からは右手に広がる太平洋を見ながら国道9号を走る。この一帯は台湾山脈(中央山脈)南端の山並みが海に迫り、何本もの川が急流となって海に流れ出ている。 それらの川が昨年…

2010台湾一周(30)

6月21日(月)晴・墾丁→瑞穂(その6) 大渓小学校訪問は、今回の「台湾一周」では一番の思い出。 台鈴のみなさんがそれを動画に撮ってくれたので、その中から大渓小学校到着時のセレモニーのシーン、女子生徒のみなさんの踊りのシーンを見てもらおう。

カソリ生存確認できました。

管理人より: 買出しに出かけていたので、掲載が遅くなりました(iPhoneでチェックはできてた)。 http://kasoring.com/2011/03/13/03%20/34%20/ ご無事で何より。 一安心はさておき、次に自分たちができること、備えられることを真剣に考えています。 身近…

「青春18きっぷ2010」(52)※最終回

第6日目(新潟→東京・その10) 高崎駅では20時31分発の高崎線の通勤快速上野行に乗った。この列車は前橋始発。 第1日目に我が家を旅立ち、伊勢原駅で乗った小田急線の急行新宿行から数えてちょうど50本目の列車になる。 定刻通りに高崎駅を発車す…

「青春18きっぷ2010」(51)

第6日目(新潟→東京・その9) 水戸駅では待ち時間が20分あったので、改札口を出て最初は南口、次に北口の駅前広場まで行く。メインは北口だ。 水戸駅前の夕暮れの風景を眺め、水戸駅に戻ると、17時00分発の水戸線の小山行に乗車。4両編成の電車で座…

「青春18きっぷ2010」(50)

第6日目(新潟→東京・その8) いわき駅に戻り、改札口を通り抜けると2番線のホームへ。反対側の1番線には上野行の特急「スーパーひたち46号」が停車している。常磐線の上野行特急のほぼ2本に1本はいわき始発だ。 15時12分発の常磐線普通の水戸行…

「青春18きっぷ2010」(49)

第7日目(新潟→東京・その7) 磐越東線の小野新町駅に戻り、14時09分発のいわき行に乗った。3両編成のディーゼルカー。列車は夏井、川前と通り、夏井川渓谷に入っていく。 ここでは阿武隈山地屈指の渓谷美が見られる。急流や滝、淵が連続する変化に富…

「青春18きっぷ2010」(48)

第6日目(新潟→東京・その6) 磐越東線の小野新町駅で下車。まずは駅前にある案内図を見てから歩き出す。駅前には「小野篁館跡」の碑が立っている。 小野篁(たかむら)は遣隋使を務めた小野妹子の子孫で、父は小野岑守(みねもり)。そこには次のような説…

「青春18きっぷ2010」(47)

第6日目(新潟→東京・その5) 郡山駅の改札口を通り抜けると6番線の磐越東線のホームへ。隅っこに押しやられたような郡山駅の6番線だ。 11時20分発の小野新町行に乗る。2両編成のディーゼルカーでかなりの乗客が乗っている。 小野新町行は定刻を過…

「青春18きっぷ2010」(46)

第6日目(新潟→東京・その4) 郡山駅の東口に出る。駅前広場には「楽都郡山」のモニュメント。目の前には郡山のランドマークの高層ビル、「郡山ビッグアイ」がそそり立っている。 郡山は阿武隈川沿いの「中通り」の中心都市。何かと福島と競い合っているが…

「青春18きっぷ2010」(45)

第6日目(新潟→東京・その3) 磐越西線の会津若松駅の周辺をぷらぷら歩き、駅に戻ってきた。 会津若松駅前で目立つのは「白虎隊士」の像。「会津」といえば誰もが「白虎隊」を連想するのではないか。 慶応3年(1868年)3月、会津藩は官軍を迎え討つ…