賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「鵜ノ子岬→尻屋崎2012」(50)

7月15日5時起床。蒲庭温泉「蒲庭館」の朝湯に入り、朝食を食べ、7時30分に出発。スズキの650ccバイク、V-ストロームを走らせ、相馬市の中心、中村の町並みに入っていく。 中村は相馬氏の城下町。明治維新後は原町(現南相馬市)に押されっぱなし…

「鵜ノ子岬→尻屋崎2012」(49)

南相馬市は4月16日に東電福島第1原発20キロ圏の規制線の変更により、ほぼ市内の全域に行けるようになった。そこで阿武隈山地の山麓を走る県道34号と旧陸前浜街道の県道120号、浜通りの幹線の国道6号、海沿いの県道255号と4本のルートで南相…

「鵜ノ子岬→尻屋崎2012」(48)

福島県太平洋側の浜通りは、東京電力福島第1原子力発電者の爆発事故によって、完全に南北に分断されてしまった。 国道6号の広野町と楢葉町の町境からいわき市の四倉に戻ると、迂回路で浜通りの南部から浜通りの北部に向かっていく。その迂回路というのは阿…

「鵜ノ子岬→尻屋崎2012」(47)

7月14日5時、いわき市の白米温泉「つるの湯」での目覚め。すぐさまトイレで出すものを出す。カソリにとって便秘はまったく無縁なもの。朝目覚めると、機械のように正確に出る。これは我が特技だ。 「(ツーリングの日々は日常とは時間が変るので)便秘に…

苦難の果て、Kindle版『アフリカよ』販売開始!!!

(管理人より) 寝ても覚めてもアフリカ。その数週間が、ようやく一段落です。 縦書レイアウト、ようやくVer12データを入れて、最後はカミさんのアカウントで購入してもらい、実機で確認できました。はぁああああ~~~~。 2013/04/24 22:00時点をもちまし…

Kindle『アフリカよ』購入された方へ(※現時点1名様)

サンプルではちゃんと縦書になり、ようやく右とじ形式にもできたので(バージョン10です!)、これでヤレヤレと思って自分で購入して確認したところ、第2章から後が全部横書き! しかも右とじ形式は存続なのでメッチャ変!! ・・・本当に申し訳ございません。 …

(管理人より)「アフリカよ」電子書籍新版、最後のむずかり状態。

(管理人より) ふたたび恐縮です。 「アフリカよ」の電子書籍新版、最後のむずかり状態でございまして、2013/04/23午前中時点でパブリッシュされたのですが横書き状態で、修正には数日かかるかと思われます。 または、このまま横書きのままいかざるを得ない…

「鵜ノ子岬→尻屋崎2012」(46)

7月13日18時、「スズキワールド新宿」を出発し、「鵜ノ子岬→尻屋崎2012」の第2弾目を開始する。スズキの650㏄バイク、V-ストロームに乗って一路、北へ。 山手通りを走り、首都高に入る。 胸が高鳴ってくる。 「東北よ、待ってろよ!」 と、V…

(管理人より予告)

最近、すっかり更新が遅れ、申し訳ございません。 (あんまり原稿の弾薬もなかったんだけど・・・w) 現在、賀曽利隆の名著『アフリカよ』を40年ぶりに新装復刊("電子書籍新版"と仮題をつけていますが、良案がありましたらぜひご教示ください!)すべく、ここ…

日本食べある記(25)横浜の中華料理

(『市政』1995年12月号 所収) 中華街を歩く 横浜の中華街(チャイナタウン)は、神戸、長崎とともに“日本の三大中華街”といわれる。その中でも、現在、一番活況を呈しているのが横浜の中華街だ。 中華街の食べ歩きをしようと横浜に行き、JR根岸線…

日本食べある記(24)輪島のいしる汁

(『市政』1995年11月号 所収) 輪島の朝市 輪島を出発点にして、バイクで秋の能登半島を一周した。 輪島では早朝の町を歩き、漁港に行った。ちょうど、水揚げされた魚のセリがおこなわれていて、漁港はにぎわっていた。 セリが終わるころになると、海…

日本食べある記(23)阿蘇の高菜飯と団子汁

(『市政』1995年10月号 所収) 阿蘇の旅の出発点は立野 バイクで阿蘇をまわった。出発点は立野。阿蘇外輪山をぶち破るようにして流れ出る白川北岸の崖上の集落だ。 JR豊肥本線が走り、立野駅がある。鉄道は急勾配のために、ここではスイッチバック…