賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーラシア大陸横断(10)クラスノヤルスク→マリンスク

(『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収) 2002年7月14日(日)晴夕方雷雨 クラスノヤルスク→マリンスク 380キロ 7時、朝食。ホテルのレストランでのバイキング。オレンジジュースを飲み、ここぞとばかりにたっぷりとサラダを食べ…

ユーラシア大陸横断(9)タイシェット→クラスノヤルスク

(『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収) 2002年7月13日(土)晴午後雷雨 タイシェット→クラスノヤルスク 409キロ 8時、ピロシキ&紅茶の朝食。 9時、出発。M53でクラスノヤルスクに向かう。 カンスクで給油。地元の人たちの…

ユーラシア大陸横断(8)サヤンスク→タイシェット

(『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収) 2002年7月12日(金)曇のち晴 サヤンスク→タイシェット 408キロ 8時朝食。ポリッジを食べる。 9時出発。 サヤンスクから62キロ地点のクィトゥンという町を過ぎるとダートに入る。M5…

ユーラシア大陸横断(7)イルクーツク→サヤンスク

(『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収) 2002年7月11日(木)曇のち晴 イルクーツク→サヤンスク 292キロ 9時、朝食。黒パン&ブリニー(クレープ)、サラダ、マンティー(中国語のマントーからきている。中国の包子風)。 午前中…

ユーラシア大陸横断(6):ウランウデ→イルクーツク

(『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収) 2002年7月10日(水) 晴 ウランウデ→イルクーツク 465キロ 8時、朝食。パン&ブリニー(クレープ)、目玉焼き。レストランのウエイトレス、ロシア系ナターシャとモンゴル系ターニャはとも…

秘湯めぐりの峠越え(19):鳥居峠(群馬・長野)

(『アウトライダー』1995年5月号 所収) R144沿いの温泉めぐり 長野原からは、R145で群馬・長野県境の鳥居峠に向かう。 羽根尾の交差点(ここはR144、145、146の3本の国道の起点になっている)からは、R144になる。 いよいよ北…

秘湯めぐりの峠越え(18):暮坂峠編

(『アウトライダー』1995年5月号 所収) 四万温泉の「御夢想之湯」 R145とR353が合流する中之条に着いたときには、すでに夕暮れが迫っていた。 今晩の宿を暮坂峠下の沢渡温泉にしようと決め、ぼくの温泉ツーリングの必需品『全国温泉宿泊情報…

秘湯めぐりの峠越え(17) 中山峠編

(『アウトライダー』1996年6月号 所収) 3つの名前を持つ中山峠 「日光→沼田」の北関東温泉三昧・第1弾にひきつづいての第2弾は、「沼田→上田」。中山峠、暮坂峠、鳥居峠という3峠をこえながら、その間の温泉に入りまくろうというものだ。 出発点…

「オーストラリア2周」後編:第6回 ケアンズ→シドニー

※全行程10647キロ(ダート2本2447キロ) ガルフ(カーペンタリア湾)横断を走破してたどり着いた太平洋岸のケアンズでは、DJEBEL250XCのタイヤ、チェーン、スプロケットを交換し、準備万端整えたところで出発だ。 さー、北へ。目指せ、…

「オーストラリア2周」後編:第5回 アリススプリングス→ケアンズ

※全行程4350キロ(ダート5本1603キロ) (『バックオフ』1997年7月号 所収) 大陸中央部のアリススプリングスからトップエンドのダーウィンまで1500キロ、その間は、一気走りに挑戦だ! 「オーストラリア一周」前編の「ロード編」では、ア…

「オーストラリア2周」後編:第4回 パース→アリススプリングス

※全行程5178キロ(ダート5本2614キロ) (『バックオフ』1997年6月号 所収) ナラボー平原横断をなしとげてたどり着いた西オーストラリアの州都パースは、のびやかな都市だ。オーストラリアの未来を感じさせる明るさがある。 ここではうれしい…

秘湯めぐりの峠越え(16)坤六峠編

(『アウトライダー』1996年6月号 所収) 4湯連チャン… 金精峠を下った片品村の中心、鎌田で、沼田に通じるR120と分かれ、R401で尾瀬に向かっていく。 R401沿いの片品温泉「千代田館」(入浴料500円)と、尾瀬戸倉温泉「富士見旅館」(…

秘湯めぐりの峠越え(15)金精峠編

(『アウトライダー』1996年6月号 所収) 奥日光の温泉めぐり 神奈川県伊勢原市の自宅を出発したのは、午前10時を過ぎていた。 200㏄のツーリング用バイク、スズキDJEBEL200を走らせ、R246で都内へ。環8経由で外環道に入り、東北道…

カソリ、先日の「バーレーン対ウズベキスタン」戦を語る。

録画で「バーレーン対ウズベキスタン」を見ました。 試合終了間際までウズベキスタンが圧倒的に攻めながら0対0。 このまま引き分けならば、日本にとってはベストの展開だったのですが…。 バーレーンはロスタイムのフリーキックでゴ~ル! 日本がよくやられ…

カソリから先日のオーストラリア戦の感想が届きました。

管理人より: カソリはどうやら九州にお出かけしていたようで、先日の日本代表VSオーストラリア戦について、以下のようなメールが届きました。 ~~~~ サムライvsコアラ戦は鹿児島のホテルで見てましたよ。 なんともはやイライラのつのる試合でしたねえ…。…

岬めぐり(86)霧多布岬(北海道)

霧多布(きりたっぷ)岬(北海道)12月1日 愛冠岬から道道123号で霧多布岬に向かったが、その途中はアイスバーンの連続。 霧多布の町中を走り抜け、岬の突端へ。そこには赤白2色の灯台。ちょうど夕日が落ちていくところだった。 岬の近くには霧多布温…

岬めぐり(85)愛冠岬(北海道)

愛冠(あいかっぷ)岬(北海道)12月1日 カキで有名な厚岸(あっけし)から愛冠岬へ。その間は4キロほど。厚岸の町並みを見下ろす上り坂は凍っていた。 駐車場にアドレスを止め、岬への道を歩いていくと、エゾシカが何頭も飛び出してくる。 岬の展望台に…

岬めぐり(84)襟裳岬(北海道)

襟裳岬(北海道)11月30日 「風の岬」という名の通りで、猛烈な風が吹き荒れていた。一番、心配だったのはアドレス。スズキ・アドレスV125Gリミテッドが吹き飛ばされそうだった。で、「風の館」の入口近くに停めた。 岬先端の展望台に立ち、まさに…

日本VSカンガルー

管理人コメント: 事前に予想も書いてないのに、恐縮ですが。 やっぱいまの岡田ザパンっての、力がないですよね。 具体的にはバイタルエリアでの推進力とアイデアがないですよ。 今日もワントップで、中盤を厚くしていてツナギはいいんだけど、最後のところ…

岬めぐり(83)イタンキ岬(北海道)

イタンキ岬(北海道)11月29日 地球岬からさらにイタンキ岬まで太平洋の海岸線を走った。その間には金屏風やトッカリショ(アザラシの穴)といった奇岩の絶景ポイントが連続する。室蘭の市街地を一望するポイントもある。 そんな断崖の連続する海岸線も…

岬めぐり(82)地球岬(北海道)

地球岬(北海道)11月29日 絵鞆岬からは断崖上のルートで地球岬へ。その間には銀屏風やハルカラモイ、ローソク岩、マスイチ、チャラナイと奇岩が連続。 測量山の山頂からは室蘭の中心街を見下ろした。地球岬の展望台からははるか下に白亜の灯台を見下ろ…

岬めぐり(81)絵鞆岬(北海道)

絵鞆岬(北海道)11月29日 室蘭港口の絵鞆岬の前に祝津展望台に立った。そこからは室蘭港をまたぐ白鳥大橋を一望。 絵鞆岬のある絵鞆一帯は室蘭発祥の地。岬の展望台に立つと、室蘭港口を目の前に眺め、延々とつづく噴火湾(内浦湾)の海岸線を一望する…

岬めぐり(80)恵山岬(北海道)

恵山岬(北海道)11月28日 うっすらと噴煙を上げる恵山が海に落ち込むところ、そこが恵山岬。太平洋と津軽海峡を分けている。 岬の灯台を過ぎ、海岸に下ったところには水無海浜温泉の混浴露天風呂(無料湯)。太平洋を眺めながら湯につかる気分は最高な…

岬めぐり(79)立待岬(北海道)

立待岬(北海道)11月28日 青森港からフェリーで北海道へ。函館港に上陸すると函館駅前の朝市を歩き、市営の谷地頭温泉の湯につかり、そして立待岬に立った。 函館山が断崖となって津軽海峡に落ち込むその突端の岬。対岸の下北半島が霞んで見えている。 …

岬めぐり(78)大間崎(青森)

大間崎(青森)11月27日 本州最北端の岬。ここには「本州最北端の地」碑と「マグロの一本釣り」のモニュメントが建っている。 北海道が近い。正面は汐首岬。右手には恵山岬、左手には函館山が見える。 岬の前には本州最北端の食堂や土産物店。沖合いの弁…

岬めぐり(77)尻屋崎(青森)

尻屋崎(青森)11月27日 下北半島最北東端の岬。ゲートをくぐり抜けて入っていくと、「寒立馬」と呼ばれる放牧馬のお出迎え。ここの灯台は絵になる。カソリの選ぶ日本で一番絵になる灯台だ。 最果て感の漂う岬の突端には、「本州最涯地」碑が建っている…

カソリの峠越え(26) 中国編(9):山口の峠(パート3) (Ridges in Chuugoku Region)

(『月刊オートバイ』1996年5月号 所収) 山口県の峠越え第3弾は、山陰の長門市を出発点にして、本州最西端の町、下関を終着点にした。その間では、山陰と山陽を分ける中央分水嶺の峠を次々に越えていった。本州最西端の中央分水嶺の峠も越えた。 これ…

カソリ&スガ飲み@河北や

昨日は遅かりし新年会をカソリ御大、そしてスガワラユウコ画伯とともに。お二人は初対面。 場所は神田錦町の「河北や」、管理人が2週間くらい前に偶然見つけて飛び込んだ、スゴスギの河北肉そばのお店です。(⇒美土代町交差点すぐ、超オススメ!) 食べて飲…

岬めぐり(76)黒崎(岩手)

黒崎(岩手)11月26日 北緯40度線上の岬には地球儀型のモニュメント。その前にはきれいな音色のカリヨンの鐘がある。石段を下ると黒崎の灯台。そこからの眺めはすばらしい。断崖がストンと海に落ちている。 岬には国民宿舎「くろさき荘」がある。 北緯…

岬めぐり(75)北山崎(岩手)

北山崎(岩手)11月26日 ここは陸中海岸のハイライト。岬の展望台に立つと、断崖の連続する海岸線を一望。「海のアルプス」のような風景だ。 岬入口の「松乃屋食堂」で昼食。「アワビ刺定食」を食べた。アワビのコリコリシコシコ感がたまらない。 北山崎…