賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

伝説の「賀曽利隆オンライン」(3)

(1999年10月25日号) 「日本一周・東日本篇」を走り終え、10月20日に帰ってきました。 日本海側の親不知に近い富山県の境温泉を夜明けに出発し、途中、長野の善光寺に参拝し、東京・日本橋に戻ってきたのは午後3時のことでした。9月1日に出…

伝説の「賀曽利隆オンライン」(2)

(1999年7月31日号) ぼくはこの30年あまり、「世界を駆けるゾ!」と口グセのようにいいつづけて、世界をバイクで走りつづけてきました。その自分の口グセのような「世界を駆けるゾ!」をタイトルにした本が出ました。 フィールド出版刊の『世界を…

伝説の「賀曽利隆オンライン」(1)

1999年7月から5年間つづいた、伝説の「賀曽利隆オンライン」を、復刻してみたくなりました。週に1度くらいの割合でフロント・ページに書きつづけた原稿を再現させてみようと思います。若かりし(!?)日のカソリの熱気をみなさんにお伝えしたくなった…

「鈍行乗り継ぎ湯けむり紀行」(8)

(月刊『旅』1994年9月号 所収) 旧宇高連絡船ルートで四国に入る 四国ワイド周遊券(東京発2万7400円)を持っての「四国一周」だ。 東京駅9番ホームから23時40分発の“大垣行き”に乗る。「中国一周」の、超満員の“大垣行き”とはうってかわって、…

「鈍行乗り継ぎ湯けむり紀行」(7)

(月刊『旅』1994年8月号 所収) 本州最西端の下関が出発点 京都駅を出発し、山陰本線の鈍行列車を乗り継いで5日目の早朝、下関駅に到着。本州最西端のターミナル駅に降り立って、ぼくの胸は踊る。下関駅は大陸への夢を限りなくかきたててくれるからだ…

「鈍行乗り継ぎ湯けむり紀行」(6)

(月刊『旅』1994年7月号 所収) 超満員の“大垣行き” “鈍行乗り継ぎ”の定番列車“大垣行き”に乗ろうと“青春18きっぷ”を手に、午前0時30分、東海道本線の小田原駅にやってきた。30分ほど待って到着した列車を見て、 「いやー、まいったなあ……」 と、ぼく…

「鈍行乗り継ぎ湯けむり紀行」(5)

(月刊『旅』1994年6月号 所収) “温泉都市”鹿児島 門司港駅から日豊本線の鈍行列車に乗り継いで西鹿児島に到着すると、駅近くの「みどり旅館」に宿をとった。1泊3000円(素泊まり)という安宿だ。 鹿児島ではまず城山に登る。鹿児島の市街地にせ…

「鈍行乗り継ぎ湯けむり紀行」(4)

(月刊『旅』1994年5月号 所収) 「分割・日本一周」の旅に出発だ! 1994年2月5日土曜日は、記念すべき日。“鈍行乗り継ぎ”で日本中をまわりはじめる第1日目になるからだ。「ヤルゾー!」とぼくは意気込んで東京駅にやってきた。これから1年間、…

賀曽利隆の温泉めぐり(2010年)

2010年に入った温泉は148湯、初めての温泉は58湯 別府温泉(大分)2月6日・3 「駅前温泉」100円 1745、岡城温泉(大分)2月7日・1 「月のしずく」350円 人吉温泉(熊本)2月8日・3 「堤温泉」200円 鹿児島温泉(鹿児島)2月…

賀曽利隆の温泉めぐり(2009年)

2009年に入った温泉は72湯、初めての温泉は23湯 1722、博多駅前温泉(福岡)2月9日・1 「八百治の湯」700円 鹿児島温泉(鹿児島)2月13日・6 「みょうばん温泉」360円 1723、阿部倉温泉(神奈川)2月28日・1 「湯の沢旅館…

賀曽利隆の峠越え・2010年 (Crossing Ridges in Japan)

2010年に越えた峠は166峠、初めての峠は20峠 籠坂峠(静岡・山梨)1月7日・15 石割峠(山梨・静岡)1月7日・3 富士見峠(長野)4月24日・21 芝平峠(長野)4月24日・5 柳沢峠(山梨)4月25日・9 笹子峠(山梨)4月25日・1…

賀曽利隆の峠越え・2009年 (Crossing Ridges in Japan)

2009年に越えた峠は145峠、初めての峠は11峠 1603、滝ノ坂峠(神奈川)2月28日 1604、阿部倉峠(神奈川)2月28日 1605、権太坂(神奈川)4月1日 箱根峠(神奈川・静岡)4月1日・20 宇津ノ谷峠(静岡)4月2日・16 16…

賀曽利隆の峠越え・2008年 (Crossing Ridges in Japan)

2008年に越えた峠は60峠 初めての峠は6峠 1597、明神峠(栃木・福島)6月13日 (国道294号) 1598、明神峠(栃木・福島)6月13日 (県道76号) 笹ノ田峠(岩手)7月29日・4 山王峠(栃木・福島)8月10日・26 六十里越(…

台湾一周2010(45)

6月24日(木)台北→東京 「台湾一周」最後の朝は5時前には起き、早朝の台北の町を歩く。 「康華大飯店(ゴールデン・チャイナ・ホテル)」の周辺を歩いたあとは、松江路を北へ。行天宮を参拝する。 『三国志』の英雄、関羽をまつる行天宮には、早朝から…

台湾一周2010(44)

6月23日(水)礁渓→台北(その6) 台鈴工業の本社前に到着し、全行程1436キロの「台湾一周」を終えると、同行してくれた台鈴のみなさんと一緒に近くの食堂「百里香」で夕食にする。 「百里香小吃」と看板に書かれてあるので、日本風にいえば小料理屋…

台湾一周2010(43)

6月23日(水)礁渓→台北(その5) 台湾北部、基隆の食堂での昼食を終えると、スズキ販売店に戻る。店内を見せてもらい、サービス工場も見せてもらう。そこではお客さんのスクーターの排ガスチェックをしていた。筒状の検査器を排気管に差し込むと、すぐ…

台湾一周2010(42)

6月23日(水)礁渓→台北(その4) 台湾北部の中心都市、基隆(キールン)に到着。町を流れる基隆川にかかる橋の上でスズキ・アドレスV125Gを停め、川の流れと川の両側の家並みを眺めた。 基隆は高雄、花蓮とともに台湾の三大国際港になっているが、…

台湾一周2010(41)

6月23日(水)礁渓→台北(その3) 台湾・最東端近くの名無し峠は絶景峠。駐車場にスズキ・アドレスV125Gを停め、台鈴のみなさんと一緒に、しばし峠からの眺めを楽しんだ。 峠道を見下ろす高台はけっこう平坦で、日本ならここに大眺望を売り物にする…

台湾一周2010(40)

6月23日(水)礁渓→台北(その2) 「礁渓館」に戻ると、宿の朝食を食べ、礁渓温泉を出発。国道9号と分れ、海沿いの道を行く。海辺のパーキングエリアにスズキ・アドレスV125Gを停め、沖に浮かぶ亀山島を眺める。このあたりの海はサーフィンには絶…

台湾一周2010(39)

6月23日(水)礁渓→台北(その1) 礁渓温泉「礁渓館」では目を覚ますのと同時に、部屋の湯船に温泉を流し込み、朝湯に入る。どっぷりと湯につかる気分はたまらない。ここは高層の温泉宿なので、湯につかりながら礁渓温泉の温泉街を眺めた。湯にどっぷり…

台湾一周2010(38)

6月22日(火)瑞穂→礁渓(その5) 南天宮の参拝を終えると、蘇澳(そおう)を出発。国道9号で宜蘭(ぎらん)に向かう。雨に濡れながらスズキ・アドレスV125Gを走らせる。 2008年、アドレスを走らせての「日本一周」では、雨の紀伊半島の国道4…