賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「南米・アンデス縦断」(56)

スペイン語で「砂の岬」を意味するプンタ・アレナスは、チリ・マガジャネス州の州都で人口10万人。1520年、マゼラン(マガジャネス)の率いる船隊が大西洋と太平洋をつなぐ海峡を発見した。それがマゼラン海峡だ。 マゼラン海峡の発見以来、大型船がこ…

「南米・アンデス縦断」(55)

1月9日8時、「ホテル・チャールズ・ダーウィン」の朝食。ジュース、コーンフレーク、パン、チーズ、ハム、スクランブルエッグの朝食には、チリ産の海苔の入ったスープが出た。 9時、出発。冷たい雨が降っている。烈風が海から吹きつけてくる漁港の岸壁に…

「南米・アンデス縦断」(54)

南緯52度のプエルト・ナタレスの町を歩く。この町はチリ南部のマガジャネス州ではプンタ・アレナスに次ぐ第2の町ということだが、人口は2万人ほど。町中をひととおり歩くと中心街から海岸へ。真夏とはいえ、ウルティマ・エスペランサ湾を渡って吹いてく…

「南米・アンデス縦断」(53)

1月8日。「ホステリア・ラス・トーレス」の朝食を食べ、8時、パイネ国立公園を出発。港町のプエルト・ナタレスに向かう。その途中、「ミロドン洞窟」に立ち寄った。ビジターセンターから歩くとすぐに大洞窟に入っていくが、この洞窟からは約1万年前に絶…

「南米・アンデス縦断」(52)

1月7日。「ホステリア・ラス・トーレス」に連泊。「パイネの休日」といったところで、ジュース、パン、スクランブルエッグといった朝食を食べると、パイネ国立公園のシンボル、「トーレス・デル・パイネ」へのトレッキングコースを歩きはじめる。 「トーレ…

「南米・アンデス縦断」(51)

1月4日。「ホテル・ポスタル」の朝食を食べ、8時、カラファテを出発。国道40号(ルートクワレンタ)に戻ると、はてしなく延びるダート国道を南下。高速ダートで100キロ超で走る。あいかわらず強い風が吹いている。交通量はほとんどない。エスペラン…