賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

カソリの島旅(38)紀伊大島(和歌山)

(『ジパングツーリング』2002年1月号 所収) 鳥羽湾の「鳥羽三島」をまわり終えると、鳥羽から国道167号で志摩半島を南下していく。五知峠を越え、横山の展望台に寄り道し、英虞湾に浮かぶ島々を眺めた。 そして国道167号の終点の賢島へ。長さ1…

四国八十八ヵ所めぐり(122)

2009年5月2日(小豆島・その25) 県道26号の峠、馬越を越え、南の池田湾側から北の瀬戸内海側に入っていく。 小豆島は南側には町々がつづくが、北側になると集落もまばらになる。島中央の山地をはさんでの南北の違いは大きい。 第76番の金剛寺へ…

カソリの島旅(37)鳥羽三島(三重)

(『ジパングツーリング』2002年1月号 所収) 知多半島突端の師崎港では食堂でカレーライス&うどんの夕食を食べ、17時55分発の伊勢湾フェリーの最終便で鳥羽に渡る。人は1150円、バイクは1100円。スズキSMX50の料金は篠島や日間賀島…

四国八十八ヵ所めぐり(121)

2009年5月2日(小豆島・その24) 県道26号で越える峠、馬越周辺の札所をめぐる。 第72番の滝湖寺へ。山門の仁王門には「笠ヶ瀧本坊」と書かれた看板が掲げられている。ここには宿坊もある。境内の一番奥に本堂があるが、背後にそびえる山の山中…

四国八十八ヵ所めぐり(120)

2009年5月2日(小豆島・その23) 第69番・瑠璃堂のある小江の集落に入っていった。 小江の漁港からは対岸の沖島に渡船が出ている。30分おきに出ているとのことで乗場に行ったが、残念ながら渡船は出たばかり。沖島に渡ってみたかったが、断念し…

カソリの島旅(36)三河三島(愛知)

(『ジパングツーリング』2002年1月号 所収) 静岡県の弁天島から国道1号を西へ。橋を渡ったところで新居の関所を見学。ここはかつての東海道の要衝の地。浜名湖の渡船場に置かれた関所だ。 潮見坂を越えて愛知県に入ると、国道42号で渥美半島の南側…

四国八十八ヵ所めぐり(119)

2009年5月2日(小豆島・その22) 土庄の第62番、第63番、第64番の参拝を終えると、世界最狭の土淵海峡を越え、小豆島の前島から本島に渡る。「サンクス」でアドレスを停め、「おにぎり&お茶」の朝食を食べ、海沿いの第66番・等空庵へ。 ツ…

四国八十八ヵ所めぐり(118)

2009年5月2日(小豆島・その21) 午前6時30分、土庄港前の「ひとみ荘」を出発。早朝の土庄港前にスズキ・アドレスV125Gとともに立つ。 「さー、行くぞ!」 アドレスにひと声かけて走り出す。 まずは土庄の札所めぐりだ。 土庄港に近い第62…

カソリの島旅(35)弁天島(静岡)

(『ジパングツーリング』2002年1月号 所収) 2001年9月11日午前9時30分、台風15号は江ノ島を直撃し、鎌倉に上陸した。台風が通り過ぎるのを伊勢原の我が家でじっと待ち、昼食も家で食べる。雨が上がり、風も大分おさまり、青空が見えはじ…

カソリの島旅(34)城ヶ島・江ノ島(神奈川)

(『ジパングツーリング』2002年1月号 所収) 「島めぐり日本一周」の「本州西部編」を開始。ここでは「東京→大阪」(太平洋の島々)、「大阪→下関」(日本海の島々)、「下関→東京」(日本海の島々」の3パートに分けてまわることにする。 その第1弾…

四国八十八ヵ所めぐり(117)

2009年5月1日(小豆島・その20) 第60番の江洞窟を参拝し、小豆島・前島の西海岸に出る。 小瀬の集落内にある浄土庵を参拝。夕日が豊島に近づき、瀬戸内海を赤々と染める。 土庄港から県道254号で前島を一周し、また土庄港に戻ってきたが、「前…

カソリから「八木岡さんのお孫さん」にコメント届きました。

名無しの旅人さんへ 八木岡さんはぼくの大恩人です。 文章の書き方を教えてもらっただけでなく、 原稿のやりとりを通していろいろなことを聞かせてもらい、 教えてもらいました。 「私は生涯青春!」 八木岡さんのそんなお言葉が今でも耳に残っています。

四国八十八ヵ所めぐり(116)

2009年5月1日(小豆島・その19) 第53番の本覚寺から土庄の中心街へ。世界で一番、狭い海峡の土淵(どぶち)海峡を渡っていく。 この土淵海峡はギネスブックにものっている「世界一狭い海峡」。延長2500mの海峡の一番狭いところ(土庄役場前…

カソリの林道紀行(28)追加原稿

■カソリおすすめのポイント… 秩父盆地を流れる荒川に沿って最奥の集落、栃本へ。その間の秩父路のおすすめポイントを何ヵ所か紹介しよう。このエリアでは盆地をとりまく山々を越える峠がすごくおもしろいが、それはまた…。 1、荒川の玉淀 秩父盆地を流れる…

カソリの林道紀行(28)関東編(その6)

中津川林道(埼玉・長野) (『バックオフ』2005年12月号 所収) 奥秩父から千曲川の源流へ 荒川沿いの秩父盆地は独立したひとつの世界。まわりを山々に囲まれ、どこにいくのにも峠を越える。秩父は「峠越え」の絶好のフィールドなのだ。 そんな秩父に…

2010台湾一周(6)

6月18日(金)曇のち晴・台北→台中(その1) 夜明けとともに「康華大飯店」(ゴールデン・チャイナ・ホテル)を出発し、朝食前の台北探訪を開始。まずはタクシーで台北駅まで行き、駅構内を歩く。次に地下鉄の板南線に乗り、板橋駅まで行く。そこから台…

2010年台湾一周(5)

6月17日(木)曇・東京→台北(その5) 「台湾一周」の記者会見を終えると、台湾のスズキ、台鈴工業の李さんらと一緒に夕暮れの台北の町に繰り出した。 屋台風食堂での楽しい夕食。さすが「食大国」の台湾だけあって、店頭に並んだ料理の品数の多さには圧…

四国八十八ヵ所めぐり(115)

2009年5月1日(小豆島・その18) 「小豆島八十八ヵ所」第53番の本覚寺へ。土庄港を見下ろす高台にある。かなり大きな寺だ。駐車場が寺の上にあるので、本堂に向かって下っていくようになる。 いったん本堂まで下り、それから本堂→護摩堂→観音堂と…

管理人より:カソリの日本一周、カソリングで展開中

管理人です。 わが賀曽利隆ONTHEROADブログの兄弟サイト(はい、弊ブログが弟分です!)「カソリング」で、いま現在の賀曽利の日本一周(のつづき)を実況しておりますね。 http://kasoring.com/ ここ3週間ほどカソリから音信不通だったのでどうなっとるの…

カソリの林道紀行(27)

雪と氷の大名栗林道を行く!! (『バックオフ』2004年4月号 所収) 「ここどこ」関東編の大名栗林道を目指して、午前9時、JR青梅線の青梅駅前を出発。ブルダスト瀬戸こと『バックオフ』編集長の瀬戸雅彦さんが同行してくれる。 ぼくのバイクはDR…

四国八十八ヵ所めぐり(114)

2009年5月1日(小豆島・その17) 土庄周辺の札所をめぐる。 第55番の観音堂へ。ここでは徒歩での「小豆島八十八ヵ所めぐり」のお遍路さんに出会った。観音堂の本尊は馬頭観音。本堂前で「オンアミリトドハンバウンハッタソワカ」の真言を3度、唱…

カソリの林道紀行(26)関東編(その4)

北関東の林道走破行 (『バックオフ』2000年10月号) 茨城県北部から福島県にかけた北関東の一帯は、知られざる林道の宝庫。飛び抜けて長い林道はないが、ダート10キロ前後の林道が何本も走っている。それら北関東の林道群を「みちのく5000」の…

カソリの林道紀行(25)関東編(その3)

八王子30キロ圏ツーリング (『バックオフ』1999年4月号 所収) 今回の30キロ圏ツーリングの出発点は、中央高速の八王子ICだ。 ここを拠点に“八王子30キロ圏”という限られたエリアをたんねんに見てまわろうという“30キロ圏ツーリング”なので…

四国八十八ヵ所めぐり(113)

2009年5月1日(小豆島・その16) 土庄町の山中から平地に下り、第49番の東林庵、第50番の遊苦庵とめぐり、第54番の宝生院へ。境内には第51番の宝憧坊と第52番の旧八幡宮があり、ここだけで3ヵ所をめぐることになる。一気に札所の数をかせ…