賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2011-01-01から1年間の記事一覧

中山道69次(1)

2009年5月13日(1) 午前7時、日本橋を出発。スズキの125㏄スクーター、アドレスV125Gを走らせ、中山道を走り始める。「中山道69次」を走りきって終点の京都を目指すのだ。 東京から高崎までは国道17号に沿っている。東大の赤門(加賀藩…

300日3000湯めぐり・データ(16)

「北海道編・稚内→函館」(2007年9月26日~10月3日) (北海道) 2728、ぽんぴら温泉「ポンピラクアリズイング」(400円) 2729、天塩川温泉「天塩川温泉」(400円) 2730、びふか温泉「びふか温泉」(400円) 2731、なよろ温泉「…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(25)

(2001年10月10日) 10月6日(土)、10月7日(日)の両日、静岡市の梅ヶ島キャンプ場でおこなわれた「道祖神」主催のキャンプミーティング、「海外ツーリングの宴」に参加し、100人近い参加者のみなさんたちとおおいに語りあい、夜は焚き火…

「東海道53次・復路編」(17)川崎宿→日本橋

川崎宿からは国道15号の新六郷橋で多摩川(六郷川)を渡る。江戸初期にはここに橋がかかっていたとのことだが、たびたび大雨で橋は流され、元禄2年(1689年)以降は渡しになった。 神奈川県から東京都に入り、品川宿に向かってスズキ・アドレスV12…

「東海道53次・復路編」(16)平塚宿→川崎宿

平塚宿を走り抜け、相模川を渡り、国道1号を行く。茅ヶ崎を過ぎ、新湘南バイパスの藤沢ICを過ぎたところで旧東海道に入り藤沢宿へ。 藤沢は今も昔も湘南の中心地。藤沢宿は東海道の宿場町であり、遊行寺の門前町であり、さらには江ノ島や大山参詣の拠点に…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(24)

(2001年9月10日) 今日、これから「島編・日本一周」の「本州西部編」に出発します。台風15号が接近していますが、「台風が何だ!」といった気分。暴風雨の中を走るのは嫌いではありません。東京・日本橋を出発点にして西へ、関東、東海、近畿の島…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(23)

(2001年8月18日) オーストラリア西部の世界最長ダート、「キャニングストックルート」を走って帰ってきました。砂丘越えの連続でしたが、異様なまでに赤い、あの砂丘の“赤”が目にこびりついて離れません。1973年にバイクで「オーストラリア一周…

「東海道53次・復路編」(15)箱根宿→平塚宿

箱根宿を出ると、大鳥居をくぐり元箱根へ。ここは箱根権現の門前町。箱根宿よりも歴史は古い。江戸幕府は当初、ここを箱根宿にするつもりでいたが、地元民の強い反対にあい、現在の地に箱根宿を置いたという。 東海道で小田原宿に下っていく前に、芦ノ湖畔の…

300日3000湯めぐり・データ(15)

「北海道編・函館→稚内」(2007年9月1日~9月25日) (北海道) 2488、谷地頭温泉「谷地頭温泉」(390円) 2489、湯ノ川温泉「根崎湯」(390円) 2490、恵山温泉「恵山温泉旅館」(300円) 石田温泉(入れず) 2491、御崎海浜温泉…

「東海道53次・復路編」(14)沼津宿→箱根宿

早朝の沼津駅前を出発。沼津宿から三島宿に向かう。旧国道1号から国道1号に合流し、日量126万トンという日本一の湧水量を誇る柿田川湧水群前を通り、駿河から伊豆に入っていく。 静岡県は遠江、駿河、伊豆の3国から成っているが、そのうち遠江・駿河国…

「東海道53次・復路編」(13)蒲原宿→沼津宿

蒲原宿を出発すると、「間の宿」の岩淵を通り、旧国道1号の富士川橋で富士川を渡る。富士川橋からは富士山がよく見えた。旧東海道で吉原宿に入っていく。 ここでは、赤信号で止まった交差点で、たまたま自転車にのった警官にネチネチネチネチいわれた。ぼく…

「東海道53次・復路編」(12)興津宿→蒲原宿

興津宿からは旧東海道を行く。スズキ・アドレスV125Gは狭路をじつにスムーズに走り抜けていく。125㏄スクーターのアドレスは「旧街道めぐり」には最適だ。 興津川を渡り、さった峠を越え、由比宿へ。ここでは宿場の中央にある「由比本陣公園」でアド…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(22)

(*2001年7月) いやー、今年の夏は厳しい暑さがつづきますね。みなさん、どうぞ暑さなんかに負けないで下さいね。 3度に及ぶ「東北周遊」を終え、帰ってきました。全行程5388キロ。 第1弾目は福島県の阿武隈山地、第2弾目は岩手県の安比高原、…

300日3000湯めぐり・データ(14)

「北海道編・東京→函館」(2007年8月21日~8月31日) (福島) 2389、小町温泉「小町の湯」(420円) 白岩温泉「金波旅館」(休業中) 2390、折木温泉「つるや旅館」(400円) 2391、楢葉温泉「道の駅ならは」(500円) 2392、天…

「東海道53次・復路編」(11)丸子宿→興津宿

丸子宿から安倍川を渡り、旧東海道で府中宿に入っていく。今の静岡だ。 安藤広重の「東海道五十三次」の府中宿絵は、安倍川河畔の「名物安倍川餅」の看板を掲げた茶屋が描かれている。江戸時代末の安倍川河畔には全部で8軒の茶屋があったという。 安倍川の…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(21)

(2001年6月10日) 昨日、「北朝鮮ツーリング」から帰ってきました。 今回の「北朝鮮ツーリング」は「韓国モーターサイクル連盟」(KMF)に招待されたもので、6月2日に全部で13台のバイクでソウルのオリンピック公園前をスタートしたときは、…

「東海道53次・復路編」(10)藤枝宿→丸子宿

藤枝宿から旧東海道で岡部宿に入っていく。ここには旅籠「柏屋」を公開した「大旅籠柏屋歴史資料館」がある。現在の建物は天保7年(1836年)に建てられたもの。そこには「柏屋」を紹介する「弥次さん」、「喜多さん」の案内板が立っている。 岡部宿から…

「伝説の賀曽利隆オンライン」(20)

(2001年5月10日) みなさん、連休はどのようにお過ごしでしたか。 ぼくは今日、これから「島編・日本一周」の「本州東部編」に出発します。 まずは東京から青森へ、太平洋岸経由で北上していきます。「本州東部編」というと東北が主になりますが、東…

300日3000湯めぐり・データ(13)

「本州東部編・青森→東京」(2007年7月16日~8月8日) (青森) 2087、沖舘温泉「沖舘温泉」(390円) 油川温泉(定休日で入れず) 2088、よもぎ温泉「よもぎ温泉」(350円) 2089、平館不老不死温泉「平館不老不死温泉」(400円) 湯…

「東海道53次・復路編」(9)金谷宿→藤枝宿

金谷宿の中心、JR東海道線の金谷駅前を出発。旧東海道で大井川に向かっていく。その途中では大井川鉄道の新金谷駅に寄り、SLを見た。 金谷宿の大井川の「川越し場」は八軒屋橋を渡ったところにある。そこには当時の案内図が掲げられ、それを見ると八軒屋…

「東海道53次・復路編」(8)掛川宿→金谷宿

掛川宿の「サークルK」で「おにぎり&お茶」の朝食を食べ、旧東海道で次の日坂宿へ。事任八幡宮前を過ぎ、東海道でも3番目に小さな宿場といわれる日坂宿の町並みに入っていく。 入口には当時の面影がそのまま残る旅籠の「川坂屋」。その先、宿場町の中心に…

伝説の「賀曽利隆オンライン」(19)

(2001年4月10日) 4月6日、7日、8日の「東京モーターサイクルショ-」は盛況でした。ぼくは3日間『ツーリングマップル』(昭文社)のブースでサイン会をおこないましたが、大勢のみなさん方との出会いはすごくうれしいものでした。 3月22日…

伝説の「賀曽利隆オンライン」(18)

(2001年3月10日) みなさん、こんにちは。すっかり春らしくなりましたね。 前回ふれた「島編・日本一周」ですが、3月22日(木)の午前6時に東京・日本橋を出発します。まずは序章編といったところで、伊豆七島の島々をまわります。 東京港竹芝桟…

(カソリより)「なでしこJAPAN」世界一!

見ましたよ。 「なでしこJAPAN」が世界一になった瞬間を。 信州・野沢温泉の「ハウス・サンアントン」に泊まっていたのですが、 試合開始の30分ぐらい前からテレビをつけていました。 前半はまったくのアメリカペース。 よくぞこらえましたよね。 と…

300日3000湯めぐり・データ(12)

「本州東部編・東京→青森」(2007年6月20日~7月15日) (千葉) 「ウェルサンピア君津」(休業中) 1760、金谷温泉「海辺の湯」(750円) 1761、岩婦温泉「岩婦館」(1000円) 弁天温泉(入浴のみ不可) 1762、正木温泉「正木温泉」…

「東海道53次・復路編」(7)浜松宿→掛川宿

早朝の浜松駅前を出発。国道1号の新天竜川橋を渡る。新橋の完成で片側4車線、往復8車線になっている。往路編のときにもふれたことだが、日本の国道で8車線道路はほかにはほとんど例がない。スズキ・アドレスV125Gで新天竜川橋を渡りながら、アメリ…

■お先に祝■なでしこ、W杯優勝!

(管理人より) カソリからメールは来ていないので、管理人が先に単独投稿します。 たしか昨年のW杯(男子)でもこれで数回、いいジンクスあったしなw ということで、なでしこ、W杯決勝(こう書いていても夢みたいだが)を必ず勝ちますよ。 勝つに決まっ…

「東海道53次・復路編」(6)吉田宿→浜松宿

吉田宿の豊橋から国道1号で静岡県境に向かっていく。その途中で旧東海道に入り、二川宿へ。古い町並みが残り、「二川宿本陣資料館」がある。ここは必見。そんな二川宿を走り抜けようとしたときのことだ。 今回の「東海道往復」&「四国八十八ヵ所めぐり」最…

「東海道53次・復路編」(5)岡崎宿→吉田宿

岡崎宿で朝食。国道1号沿いの「吉野家」で「納豆定食」(370円)を食べ、次の藤川宿へ。 国道1号から旧東海道に入り、松並木を走り抜けて藤川宿に入っていく。ここの脇本陣跡は「藤川宿資料館」になっている。さらに旧東海道を行くと、本宿で国道1号に…

「東海道53次・復路編」(4)

2009年5月8日5時30分、早朝の名古屋を出発。国道1号を東へ。今にも雨の降り出しそうな天気だ。 最初の宿場、鳴海宿には東海道53次時代の面影は残っていないので、そのまま国道1号で走り過ぎていく。 東海道の宿場の面影が色濃く残る間の宿の有…