賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「伝説の賀曽利隆オンライン」(30)

(2002年3月27日)

「島編・日本一周」の「沖縄編・第1弾」を終えて帰ってきました。

 沖縄本島とその周辺の島々をまわったあと、那覇泊港からフェリーで久米島へ、慶良間列島渡嘉敷島阿嘉島座間味島へ、最後に粟国島に渡り、沖縄本島を含め、全部で25の島々をめぐってきました。那覇新港から有村産業の「クルーズフェリー飛龍21」で名古屋港に戻り、東京まで国道1号を走って帰ってきました。

 今回の「沖縄編」の第1弾を走り終えて感じたことは、沖縄本島の大きさです。あらためて沖縄本島というのは北海道、本州、四国、九州の日本本土4島に次ぐ島だということを実感しました。

那覇那覇」の沖縄本島一周は、途中の島々に立ち寄ったこともあって、その走行距離は911キロにもなりました。

 今までの島めぐりでは、100キロを超えれば大きな島、200キロを超えれば超大きな島だっただけに、やはり沖縄本島は別格で「準本土」といったところでしょう。

「沖縄編・第2弾」では、さらに南の宮古諸島八重山諸島先島諸島をめぐります。

 早いもので、「島編・日本一周」に旅立ってから1年が過ぎました。東京港竹芝桟橋から東海汽船の「さるびあ丸」で伊豆大島に向かった日が、つい昨日のように思われます。この1年間で全部で180島の島々をめぐったことになります。

 さて、先日、この欄でお伝えした「道祖神」主催の「カソリと走ろう!」シリーズのバイクツアー第7弾、「ユーラシア大陸横断」ですが、出発日が決まりました。富山県の伏木港を6月28日に出港するロシア船でロシア沿海州ウラジオストックに渡ります。

 シベリアを横断し、ユーラシア大陸最西端、ポルトガルのロカ岬を目指します。

 全行程1万5000キロ、50日間という史上最大のバイクツアー。

 この「ユーラシア大陸横断」には、大勢のみなさんの申込みをいただき、最大募集人員の15名をオーバーしてしまいました。今、何人もの方々がキャンセル待ちという状態。予定していて行けなくなるみなさんには、なにか、すごく申し訳ない気がします。

 カソリ、島の次は大陸。広大なシベリアの大地を西へ、西へと思いっきり駆けめぐってきます。