賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

岬めぐり番外編:島めぐり(14)沖縄本島

沖縄本島(沖縄) 「フェリーあけぼの」は沖縄本島最北端の辺土岬沖を通り、本部半島の本部港に寄港し、残波岬沖を通過。 18時、日没。それとともに残波岬の灯台に灯が入る。奄美大島の名瀬港から13時間あまり、18時50分に「フェリーあけぼの」は那…

岬めぐり番外編:島めぐり(13)与論島

与論島(鹿児島)10月20日 奄美諸島最南の島。海の青さが目に焼きついた。「フェリーあけぼの」の与論島入港は13時40分。定刻通りの到着。出港は14時。与論島を過ぎると沖縄だ! 与論島に接近。海の青さと砂浜の白さ 世論港に入港。操船が難しそう…

岬めぐり番外編:島めぐり(12)沖永良部島

沖永良部島(鹿児島)10月20日 徳之島から2時間、11時30分、「フェリーあけぼの」は沖永部島の伊延港に入港。ここは東シナ海側の港。 沖永良部島には何度か来たが、いつも太平洋側の和泊港で、伊延港に入港したのは初めてのこと。島全体が平べった…

岬めぐり番外編:島めぐり(11)徳之島

徳之島(鹿児島)10月20日 9時10分、「フェリーあけぼの」は亀徳港に入港。甲板から下船していく人たち、トラックや車、降ろされるコンテナなどを見ている。亀津の町並みが見渡せる。 「島めぐり・日本一周」(2001年~2002年)で徳之島をま…

岬めぐり番外編:島めぐり(10)奄美大島

奄美大島(鹿児島)10月20日 奄美大島の名瀬港に到着すると、名瀬を拠点に奄美大島を一周。島北部の赤木名で1泊し、名瀬で1泊し、10月20日5時20分、沖縄・那覇港行きの「フェリーあけぼの」(マルエーフェリー)にスズキ・アドレスV125Gと…

岬めぐり(39)あやまる岬

あやまる岬(鹿児島)10月19日 奄美大島北部の太平洋に突き出た岬。そこからは笠利崎が見える。岬には広々とした園地。 岬全体はすごいセミの大合唱。見た目はツクツクホウシに似ているが鳴き方がまったく違う。これが10月下旬の奄美大島だ。 あやまる…

岬めぐり(38)笠利崎

笠利崎(鹿児島)10月19日 奄美大島最北端の岬。道はここで尽きる。道の行き止まり地点には竜宮伝説の「夢をかなえる亀さん像」。岬の突端、高台の上には白い灯台。そこから右手の太平洋、左手の東シナ海を眺めた。太平洋の方が若干、白い波頭が多いよう…

岬めぐり(37)蒲生崎

蒲生崎(鹿児島)10月19日 奄美大島北部の岬。岬全体が岬公園になっている。大きく入り込んだ笠利湾の北端の岬で、展望台に立つと対岸の今井岬がよく見える。10月も下旬になろうかというのに、岬にはまだツバメが飛んでいた。 波ひとつない笠利湾 岬突…

岬めぐり番外編:島めぐり(9)奄美大島

奄美大島 「フェリーとしま」は16時30分、奄美大島の名瀬港に到着。鹿児島港から16時間30分の船旅だった。「フェリーとしま」はトカラ列島の口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島と7島に寄港したが、これらは有人島。 トカラ列…

岬めぐり番外編:島めぐり(8)宝島

宝島(鹿児島)10月18日 小宝島同様、サンゴ礁の島。港の岩壁に描かれた絵が印象的。のびやかな絵。自由自在に描かれているが、ちょっと訳のわからないような、そんな絵。 古くは「吐火羅(とから)」と呼ばれ、それがトカラ列島になった。 12時42分…

岬めぐり番外編:島めぐり(7)小宝島

小宝島(鹿児島)10月18日 サンゴ礁の小島。トカラ列島もこのあたりまで南下すると、うねりが大きくなり、「フェリーとしま」はかなり揺れた。船酔いしてる人が多い。 そんな中、いくら揺れても船酔いしないカソリさんは船内で昼食。「中華丼」を食べた…

岬めぐり番外編:島めぐり(6)悪石島

悪石島(鹿児島)10月18日 人を寄せ付けないような断崖絶壁。その影に小さな港があった。 ここでも「フェリーとしま」は岸壁に接岸したが、海が荒れると、寄港できないこともあるという。それが島の厳しさ…。 悪石島が見えてくる 10時50分、悪石島の…

岬めぐり番外編:島めぐり(5)諏訪之瀬島

諏訪之瀬島(鹿児島)10月18日 「フェリーとしま」が諏訪之瀬島に近づいたときは、度肝を抜かれた。それほど激しい噴煙を上げていたからだ。トカラ列島は火山列島。その中でもとくに諏訪之瀬島の火山活動は活発だ。 激しく噴煙を上げる諏訪之瀬島 9時5…

岬めぐり番外編:島めぐり(4)平島

平島(鹿児島)10月18日 ここはトカラ列島の中でも最も豊かな民俗文化の残る島。いつの日か、また来よう。 平島が見えてくる 岸壁に接岸 離れていく平島 島の南端

岬めぐり番外編:島めぐり(3)中之島

中之島 10月18日 「フェリーとしま」は港に近づくと、「ボー、ボー、ボー」と汽笛を鳴らす。岸壁に接岸し、港を離れていくときも、同じように汽笛を鳴らす。 中之島が見えてくる 7:06 中之島に到着 船内のレストランで朝食。「焼きおにぎり」(2個…

岬めぐり番外編:島めぐり(2)口之島

口之島 10月18日 いよいよトカラ列島の島めぐりがはじまる。下船できないのは何とも残念なことだけど、これはまたいつの日か、ということで自分の夢としておこう。 この「フェリーとしま」は1ヵ月に数便。ひとつづつの島で下船すると1ヵ月ぐらいの日数…

岬めぐり番外編:島めぐり(1)フェリーとしま

鹿児島港 2008年10月17日 鹿児島港から奄美大島の名瀬港までは、トカラ列島の島々に寄っていく十島村フェリーの「フェリーとしま」に乗った。16時間25分の船旅。その間ではトカラ列島の7島を見ることができた。船上から見る島というのも、すご…

岬めぐり36:長崎鼻(鹿児島)

長崎鼻(鹿児島)10月16日 薩摩半島最南端の岬。10月も中旬だというのに、「オーシンツクツク」とセミの声。ここはまだ夏の名残をたっぷりと残していた。 長崎鼻から見る開聞岳の眺めはすばらしい。鹿児島湾の対岸には日本本土最南端の佐多岬! 岬にま…

岬めぐり35:坊岬(鹿児島)

坊岬(鹿児島)10月16日 野間岬からは薩摩半島西岸を南下し、かつては「日本の三津」といわれた坊津へ。その途中には「鑑真和尚上陸の地」もある。 坊津は古代、日本の玄関口だった。遣唐使船などもここから出ていった。その坊津の岬が坊岬だ。 「鑑真和…

岬めぐり34:野間岬(鹿児島)

野間岬(鹿児島)10月16日 国道3号で熊本県から鹿児島県に入り、出水、川内、串木野と通り、薩摩半島に入っていった。 薩摩半島の北西端に突き出た野間半島先端が野間岬。岬の付け根には野間池漁港がある。 ここは風車の岬。風力発電の風車が立ち並んで…

岬めぐり33:御立岬(熊本)

御立岬(熊本)10月15日 熊本から国道3号を南下。八代を通り、日奈久温泉に入り、そして御立岬に立った。岬全体が岬公園になっている。 展望台から対岸の天草を眺め、御立岬温泉「温泉センター」の湯に入った。露天風呂の湯につかりながら眺める天草が…

岬めぐり32:四季咲岬(熊本)

四季咲岬(熊本)10月14日 天草の上島から下島へ。かつての天草の中心、城跡が整備された富岡から天草北西端の四季咲岬に行った。駐車場から遊歩道を歩き、岬の突端に立つと、対岸には長崎半島とその突端の野母崎が見えた。反対側に目を移すと、下島西海…

秘湯めぐりの峠越え:第14回 狩勝峠編

(『アウトライダー』1995年5月号 所収) 旭岳から十勝岳へ 「大雪山一周」の出発点、帯広が十勝平野の「平原の都市」だとすると、中間点の旭川は上川盆地の「盆地の都市」。上川盆地の中心地になっている。 「大雪山一周」の後半戦、「旭川→帯広」の開…

賀曽利隆、旅の記録(温泉) 2007年末まで (Visiting Hot Springs, as of 2007)

■1975年2月21日~2006年7月24日 1721湯 ■2006年11月1日~2007年10月31日「300日3000湯」 3063湯(※ギネス記録認定)Certified by Guinness World Record! ■2007年11~12月 11月2日 3064湯目 わ…

海道を行く(3) 北海道編 番外編その6

(『ツーリングGO!GO!』2005年7月号 所収) 51、宗谷岬(感動度☆☆☆☆☆) 北緯45度31分14秒の「日本本土最北端」の岬。「日本最北端」は北緯45度33分28秒の択捉島北端のカムイワッカ岬になる。宗谷岬に着いたときはまさにミラクル。…

海道を行く(3) 北海道編 番外編その5

(『ツーリングGO!GO!』2005年7月号 所収) 41、納沙布岬(感動度☆☆☆☆☆) 東経145度49分01秒の「日本本土最東端」の岬。「日本最東端」は東経153度59分11秒の南鳥島になる。岬の灯台に立ったときは心底、驚いた。今までも何度か…

海道を行く(3) 北海道編 番外編その4

(『ツーリングGO!GO!』2005年7月号 所収) 31、釧路の和商市場(美味度☆☆☆☆☆) 釧路の和商市場といえば、我らライダーにとっては函館の朝市と並ぶ北海道の2大市場。海産物の並ぶ市場内を歩いたあと、「市場亭」で「いくら丼」(1470円)…

海道を行く(3) 北海道編 番外編その3

(『ツーリングGO!GO!』2005年7月号 所収) 21、R278(絶景度☆☆☆) 「函館→森」間の海沿いのルート。本州への最短地点の汐首岬、コンブ漁の盛んな南茅部(今は函館市)、間歇泉のある鹿部温泉と通り、森でR5に合流。汐首岬を過ぎると、海…

海道を行く(3) 北海道編 番外編その2

(『ツーリングGO!GO!』2005年7月号 所収) 11、茂津多岬(面白度☆☆☆☆) 狩場山地の山々がそのままストンと海に落ちた先端が茂津多岬。R229には断崖を貫くトンネルが連続し、トンネルを抜け出た道路わきに「茂津多岬」の碑がある。ここは神…

海道を行く(3) 北海道編 番外編その1

■カソリの北海道一周ガイド■ (『ツーリングGO!GO!』2005年7月号 所収) (札幌→函館)編 1、羊ヶ丘展望台(美味度☆☆☆☆) 「北海道一周」の第1歩。ここからは広々とした牧草地の向こうに札幌の市街地を望む。札幌ドームが正面に見える。牧場の…