賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「南米・アンデス縦断」(17)

アグアカリエンテの「インカイン」の朝食。フレンチトーストとスクランブルエッグ、ソーセージ、チーズ、ハム。それとフルーツとフルーツジュース。そのほかに「アンデスパン」がついた。 ウルバンバ川沿いの「インカの聖なる谷」の町々には、町ごとの名物パ…

「南米・アンデス縦断」(16)

アマゾン本流のウルバンバ川沿いの町、キリャバンバはすごいところだ。 ペルーの地図を見れば、一目でわかることだが、道はここで尽きる。 キリャバンバより北の広大なアマゾンの低地には、川沿いに道はない。それはブラジルに入っても同じで、やはり川沿い…

「南米・アンデス縦断」(15)

マチュピチュ遺跡を歩いた翌日は、メンバー各自の自由行動。何人かの人たちは「もう1日かけてまわりたい!」といってマチュピチュ遺跡に戻っていった。 ぼくはといえば、「ウルバンバ川沿いに行けるところまで行きたい!」ということで、やはり何人かの人た…

「南米・アンデス縦断」(14)

マチュピチュ遺跡からアグアカリエンテに下ると、ちょうどクスコ行きの列車が発車するところだった。列車が発車するまで見ていた。クスコまでは114キロ。4時間半、かかるという。 それにしてもなつかしい。 1984年から85年にかけての「南米一周」…

「南米・アンデス縦断」(13)

マチュピチュ遺跡を歩き始める。 山上の遺跡をとり囲む山々は、まるでカミソリの刃でそぎ落としたかのように、垂直に切り立っている。 マチュピチュは険しい山々と、目のくらむような深い谷に囲まれた、まさに天然の要害の地。そのため侵攻してきたスペイン…

「南米・アンデス縦断」(12)

オリャンタイタンボの「ホテル・パカリタンプ」の朝食。スクランブルエッグとソーセージに茹でたユカイモ(キャッサバ)がついている。それとコーンフレークにパン、チーズ、ハム。ジュースはオレンジ、パパイア、パイナップルと飲み放題だ。 7時05分発の…

「南米・アンデス縦断」(11)

「インカの都」クスコを1日かけてまわった翌日、マチュピチュに向けて出発。高原の道を走り、峠に到達。峠の露店ではカラフルな帽子やバッグ、布なのどが売られていた。峠周辺の畑ではジャガイモの植え付けが行われていた。 峠を下っていくと、やがてウルバ…

「南米・アンデス縦断」(10)

クスコを一望する展望台から中心街に戻ってきた。 さすがペルーで一番の観光都市だけあって、目抜き通りには土産物店が並び、ペルー内外からの旅行者が目立った。 まずはプラサ・アルマス(アルマス広場)へ。ここはインカ時代からの町の中心。スペイン時代…

「南米・アンデス縦断」(9)

クスコでは中心街にある「ムナワシ・イン」に泊まった。翌朝は6時にホテルの朝食を食べ、6時30分に出発。1日かけて「インカ帝国の都」をまわった。 クスコはケチュア族のケチャア語で「へそ」を意味する。この地はまさにインカの「へそ」なのだ。 イン…