賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2012-01-01から1年間の記事一覧

「旧満州走破行2004」(76)

10月16日(土)晴 ハルビン→大連(その1) 第27日目 ハルビンの「民族飯店」での朝食を食べ、スズキQS110に乗ってハルビンスズキへ。そこでは大歓迎を受けた。爆竹が鳴らされ、くす玉が割られた。アドバルーンには「熱烈慶祝日本友人賀曽利先生…

「旧満州走破行2004」(75)

10月15日(金)晴 チャムス→ハルビン 第26日目 チャムスのホテルのレストランで粥と饅頭の朝食を食べ、7時出発。ハルビンへと向かう。「旧満州走破行」のバイクで走るのも、今日が最後の日になってしまった。 旅の終わりは寂しいもの。スズキQS11…

「旧満州走破行2004」(74)

10月14日(木)晴 撫遠→チャムス(その2) 第25日目 中国最東端の町、撫遠から二龍山経由の道でチャムスへ。二龍山の町で昼食を食べ、幅広の2車線の道をひたすらチャムスを目指してスズキQS110を走らせた。 この一帯はビート(砂糖大根)の産地…

「旧満州走破行2004」(73)

10月14日(木)晴 撫遠→チャムス(その1) 第25日目 撫遠のホテルで朝食を食べ、7時30分に出発。「中国石油」のスタンドでスズキQS110に給油し、二龍山経由の道でチャムスに向かう。2車線の道が一直線に延びている。交通量は極めて少ない。…

「旧満州走破行2004」(72)

10月13日(水)晴 撫遠(その4) 第24日目 中国最東端の地、「東極」から撫遠に戻ると、「東北田舎料理」の店で「豚肉三昧」の夕食。豚の内臓や豚の尻尾、豚の顔皮や耳皮、豚の腸、豚の骨つき肉、豚鍋をヤカンに入れてあたためた焼酎を飲みながら食べ…

「旧満州走破行2004」(71)

10月13日(水)晴 撫遠(その3) 第24日目 中国最東端の地、黒龍江とウスリー江の合流地点の「中国東極」に立ったあと、黒龍江の川岸を歩いていく。対岸のロシア側にはロシア正教の教会が見える。東極から黒龍江の上流側にわずかに行ったところには、…

「旧満州走破行2004」(70)

10月13日(水)晴 撫遠(その2) 第24日目 中露国境を流れるウスリー川に沿って小道を歩く。 1時間ほど歩くと黒龍江(アムール川)とウスリー川の合流点に到着。ここが中国・最東端の地、「中国東極」だ。 2004年10月13日午前10時のことだ…

「旧満州走破行2004」(69)

10月13日(水)晴 撫遠(その1) 第24日目 撫遠のホテルで朝食を食べ、中国・最東端の地に向けて出発。スズキQS110を走らせ、東へ、東へと荒野に延びる一本道を行く。すれ違う車はまったくない。やがて遠くに山並みが見えてくる。ロシアの山だ。…

カソリと走ろう!(11)「韓国縦断バイク旅」

(『モーターサイクリスト』2006年1月号 所収) バイクで韓国に行けるようになった。これはすごいことだ。我らツーリングライダーにとって韓国が身近な国になった。さっそくカソリ、大きな期待を抱いて自宅前から愛車で走り出し、「韓国縦断」へと出発…

「旧満州走破行2004」(68)

10月12日(火)雨のち曇 同江→撫遠(その3) 第23日目 撫遠のスズキ販売店でのセレモニーを終えると、町の食堂で夕食だ。 魚のフライ、香菜を添えた生魚、煮魚、干豆腐で巻いたサケ、魚のすり身のスープと、「魚三昧」の夕食。これらはすべて撫遠を流…

1,500峠、達成!(2003年8月12日) Achieved 1,500 Ridges!

1500峠を越えて! (『ツーリングGO!GO!』2003年11月号 所収) 「さー、1500峠だ!」 と、意気揚々とした気分で北海道に乗り込んだ。 1496峠を越えたところで、記念すべき1500峠目を北海道の峠で達成しようというのだ。 東京か…

1,000峠達成 (1994年11月6日) Achieved 1,000 Ridges!

雨の峠越えに出発 1994年11月6日は、1000峠達成記念の日。ところが夜中から雨が降りだし、朝起きると、ザーザー降りになっている。この雨のせいで、すっかり走ろうという気をなくしてしまう。ほんとうは夜明け前に出発するつもりでいたが、 「あ…

「旧満州走破行2004」(67)

10月12日(火)雨のち曇 同江→撫遠(その2) 第22日目 撫遠のホテルでひと休みしたあと、中心街の食堂で昼食。もっぱら肉で、骨つき肉、豚の内臓、青菜で巻いた牛肉を野菜炒めやマッシュポテト、トウモロコシパンと一緒に食べた。 肉料理で満腹になっ…

「旧満州走破行2004」(66)

10月12日(火)雨のち曇 同江→撫遠(その1) 第22日目 同江のホテルのレストランで朝食。主食は粥と饅頭。粥は白米とトウモロコシの2種。おかずは野菜炒め、紅豆腐、キューリの漬物、それと南京豆だ。炒った南京豆は中国の朝食には欠かせないものだ…

「旧満州走破行2004」(65)

10月11日(月)チャムス→同江(その3) 第21日目 富錦の食堂「山東坤麺館」での昼食を食べ終えると、同江に向かってスズキQS110を走らせる。紅葉の道を行く。富錦から100キロほど走ると、黒竜江河畔の町、同江に到着だ。 同江の広々とした町…

「旧満州走破行2004」(64)

10月11日(月)晴 チャムス→同江(その2) 第21日目 チャムスのスズキの販売店でのセレモニーを終えると、黒龍江の河畔の町、同江に向けて出発。すぐに有料道路に入るが、中国各地にある有料道路はどこもバイクは無料だ。 道路沿いには広大な農地が広…

やったー、日本!

(カソリ) 日本対エジプト戦は大興奮。日本、やりましたねぇ! 前半早々の永井の先制点がすべてでした。永井のあの超快速にはエジプトは成すすべもなかったですね。清武からのパスがじつによかった。 それにしても心配なのは、得点直後の相手のバックチャー…

なでしこJAPAN

(カソリ) さすが「なでしこ」。試合内容は五分五分なのに試合結果は2対0。 前半の大儀見の得点が光りますね。オフサイドすれすれでの見事な飛び出し。バックスを完全に振りきり、キーパーと1対1になっても、じつに落ち着いていました。 後半の大野の得…

「旧満州走破行2004」(63)

10月11日(月)晴 チャムス→同江(その1) 第21日目 チャムスの夜明け。ホテルの部屋から人口60万の大都市を見下ろすと、すぐさま外に出、1時間ほどプラプラと夜明けの町を歩いた。 チャムスは黒龍江省北東部の中心地。交通の要衝の地で鉄道、道路…

「旧満州走破行2004」(62)

10月10日(日)晴 ハルビン→チャムス(その2) 第20日目 方正の町の食堂でうまい蒸し餃子を食べ、それをパワー源にしてチャムスに向かった。 方正を出ると、広々とした稲田を見る。稲穂は重そうに穂を垂らしている。収穫間近の稲田だ。なんとはなしに…

「旧満州走破行2004」(61)

10月10日(日)晴 ハルビン→チャムス(その1) 第20日目 さー、いよいよ「ハルビン→ハルビン」の第2弾目を開始。第2弾目では中国最東端の地、撫遠を目指す。 ひと晩泊まった松花江近くのホテル「民族飯店」の朝食を食べ、7時出発。スズキQS11…

「旧満州走破行2004」(60)

10月9日(土)晴 チチハル→ハルビン(その3) 第19日目 チチハルから大慶に通じる街道沿いの食堂で昼食を食べ、出発点のハルビンに向かっていく。 大慶の周辺にあるのが大慶油田だ。 中国でも有数の油田として知られている大慶油田は、すでに衰退期に…

「旧満州走破行2004」(59)

10月9日(土)晴 チチハル→ハルビン(その2) 第19日目 黒龍江省第2の都市チチハルから中国産油地帯の中心、大慶に向かっていく。その途中で有料道路を通ったが、バイクは無料だ。 中国では道路整備を早めるためなのだろう、こうして一般道でも、頻繁…

「旧満州走破行2004」(58)

10月9日(土)晴 チチハル→ハルビン(その1) 第19日目 早朝のチチハルの町を歩き、ホテルに戻ると朝食。ここでも前日のヤケシと同じように茶粥を食べた。茶粥にはナツメの実が入っていた。そのほか粟粥、白粥(米粥)も食べた。 「朝粥三昧」をしたと…

「旧満州走破行2004」(57)

10月8日(金)晴 ヤケシ→チチハル(その4) 第18日目 内蒙古自治区から黒龍江省に入り、甘南を通ってチチハルへ。国道301号の両側には広大な農地が広がる。ヒマワリの種を干しているのを見て、スズキQS110を止めた。 「ニイハオ(こんにちは)…

「旧満州走破行2004」(56)

10月8日(金)晴 ヤケシ→チチハル(その3) 第18日目 大興安嶺山脈を越え、内蒙古自治区の国道301号を走る。一望千里の大草原を行く。 パーリンの町を過ぎると、稲刈りの終った水田を見るようになる。ザラントゥンの町近くの国道沿いのレストランで…

スペイン対イタリア戦

「ユーロ2012」の決勝戦、スペイン対イタリアはあまりにも一方的な試合展開になりましたね。大半の人がスペインが勝つと思っていたでしょうが、まさか4対0で勝つとは…。 スペインの先制点、シルバのヘッドは絶妙な折り返しのおかげですが、ドンピシャ…

EURO2012: イタリア対ドイツ戦

(カソリ) 「ユーロ2012」準決勝の第2戦目、イタリア対ドイツはまさかの結果でした。2対1でイタリアが勝ちましたねぇ。 それにしても会場はものすごい盛り上がり。ワルシャワの夜は熱く燃えていました。大会前のカソリ予想ではドイツ対スペインの決…

「旧満州走破行2004」(55)

10月8日(金)晴 ヤケシ→チチハル(その2) 第18日目 ヤケシを出発すると、前方に連なる大興安嶺山脈の山並みに向かってスズキQS110を走らせる。やがて山中に入り、峠道を登っていく。 とはいっても日本の峠道のような険しさはなく、ゆるやかな勾…

「旧満州走破行2004」(54)

10月8日(金)晴 ヤケシ→チチハル(その1) 第18日目 大興安嶺山脈山麓の町、ヤケシではヤケシ駅の駅前ホテル「林城賓館」に泊まった。 いつものように夜明けとともに起き、1時間ほど早朝の町を歩き、ホテルに戻った。 そのあと朝食。 2種の饅頭と紅…