賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「旧満州走破行2004」(74)

10月14日(木)晴 撫遠→チャムス(その2) 第25日目

 中国最東端の町、撫遠から二龍山経由の道でチャムスへ。二龍山の町で昼食を食べ、幅広の2車線の道をひたすらチャムスを目指してスズキQS110を走らせた。

 この一帯はビート(砂糖大根)の産地。製糖工場の前にはビートを満載にしたトラックが長蛇の列をつくっていた。

 チャムスに近づいたところでは「同三公路」に合流。同江から145キロの道標を見る。同三公路というのは黒龍江河畔の同江から大連へ、大連港からはフェリーで山東半島の煙台港に渡り、上海、広州と通り、海南島の三亜へとつづく全長6000キロ余のルート。いつの日か、その全線をバイクで走ってみたいと思っているルートだ。

 チャムスに到着したのは17時45分。撫遠から493キロ。QS110の走破性は抜群で、1日で500キロぐらいの距離は平気で走ってくれる。すごいぞ!

 往路ではチャムスから同江経由で撫遠まで行ったが、その距離は480キロ。二龍山経由の道はそれよりも若干、長くなるが、交通量の少ない快走路なのでより速く走れる。

 チャムスの夕食。ホテル近くの町中の食堂で食べた。

 1、焼き餃子

 2、川魚の唐揚げ

 3、ジャガイモ入りの野菜炒め

 4、満州風カツレツ

 5、豚の胃

 6、幅広米粉

 7、鶏の唐揚げ

 というもので、いつものように満腹、満腹。中国では食べて、食べて、食べまくる。

 それが中国流なのだ。

manchuria2004-074-8118

製糖工場前に並んだトラック群

manchuria2004-074-8119

トラックの荷台のビート

manchuria2004-074-8123

同三公路の道標

manchuria2004-074-8126

チャムスの食堂の調理場

manchuria2004-074-8124

焼き餃子

manchuria2004-074-8127

満州風カツレツ

manchuria2004-074-8131

川魚の唐揚げ