「旧満州走破行2004」(60)
10月9日(土)晴 チチハル→ハルビン(その3) 第19日目
チチハルから大慶に通じる街道沿いの食堂で昼食を食べ、出発点のハルビンに向かっていく。
大慶の周辺にあるのが大慶油田だ。
中国でも有数の油田として知られている大慶油田は、すでに衰退期に入っているとのこと。油田の寿命は短い。
大慶油田が発見されたのは1950年代。1960年に掘削が始まり、1990年代が最盛期。2000年以降の原油生産量は右肩下がりで落ちている。
大慶の周辺には石油化学の工場群が見られるが、頼りはシベリアから入ってくる原油、それと石油から天然ガスへのシフトだという。大慶の周辺には天然ガスの埋蔵量は相当あるらしい。
大慶からハルビンへ。
ハルビンに近づくにつれて交通量は多くなり、次々に町や村を通り過ぎていく。
蘭西の町からハルビンに入っていった。チチハルから408キロ走り、ハルビンに到着。これにてハルビンを拠点にしての「旧満州走破行」の前半戦を終了。その間の走行距離は4333キロ。スズキのQS110はほんとうによく走ってくれた。
ハルビンでは前回同様、松花江近くのホテル「民族飯店」に泊まり、夕食はちょと豪華にハルビン駅前の「ホテル崑崙」のレストランで食べた。
さー、これより「旧満州走破行」の後半戦の開始。後半戦では黒龍江省の東部をまわり、中国最東端の地まで行くつもりだ。
頼むぞ、QS110よ!
大慶への道。かなり荒れている
大慶油田の原油掘削ポンプ
ハルビンへの道
ハルビン近郊の蘭西の町。目抜き通りを馬車がいく
ハルビンの「民族飯店」に到着!