賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「旧満州走破行2004」(76)

10月16日(土)晴 ハルビン→大連(その1) 第27日目

 ハルビンの「民族飯店」での朝食を食べ、スズキQS110に乗ってハルビンスズキへ。そこでは大歓迎を受けた。爆竹が鳴らされ、くす玉が割られた。アドバルーンには「熱烈慶祝日本友人賀曽利先生騎遊凱旋」と大書されている。

 ここでQS110を返却したが、最終的な走行距離は6216キロになった。

 QS110はじつにいいバイクだった。信じられないほどの走りの良さ。その感じたことを箇条書きにしてみた。

 1、乗りやすい。

 1、エンジンの始動性がいい。氷点下10度でも一発でかかった。

 1、ライトが明るい。ナイトランがすごく楽だった。

 1、110ccとは思えないほどの高速性能。時速90キロから100キロぐらいの巡航速度で連続走行ができた。

 1、エンジンがタフだ。

 1、タイヤの耐久性が抜群にいい。6000キロを超えてもそれほどの減りはない。

 1、ツーリングに使うのには5リッタータンクは小さい。

 1、オイルが0・8リッターでしかないので、こまめにオイル交換をした。2000キロではオイル交換をした。

 まあ、こんなところか。

 スズキQS110は日本に持って帰りたくなるほどいいバイクだった。ありがとうよ、QS110!

manchuria2004-076-8166

ハルビンスズキに戻ってきた!