「旧満州走破行2004」(66)
10月12日(火)雨のち曇 同江→撫遠(その1) 第22日目
同江のホテルのレストランで朝食。主食は粥と饅頭。粥は白米とトウモロコシの2種。おかずは野菜炒め、紅豆腐、キューリの漬物、それと南京豆だ。炒った南京豆は中国の朝食には欠かせないものだが、おかずというよりも食前によく食べる。
8時、出発。冷たい雨がしとしと降っている。雨に濡れながら走り、中国最東端の町、撫遠を目指す。今にも雪に変りそうなほど冷たい雨に、泣きながら走りつづけた。
同江から200キロほど走り、撫遠に近づいた頃、やっと雨は上がった。
撫遠の町の入口には「東方第一県」と書かれた門。それをくぐり抜け、撫遠の町に入っていく。ゆるやかな坂道を下って中心街へ。前方にはロシアとの国境を流れる黒龍江が見える。
町中を走り抜け、黒龍江の河畔へ。そこには「東極撫遠」の碑が建っている。「東極」というのは中国最東端の意味。中国最西端は西極だし、最北端は北極、最南端は南極になる。
ところで実際の最東端はここよりもさらに東で、次の日に行くことにする。
「東極撫遠」の碑の前に立ち、中国最東端の黒龍江を目に焼き付けたところで撫遠の中心街に戻る。時間はまだ昼前だったが、ホテルにチェックイン。さんざん冷たい雨にやられたので、すぐさま熱い湯のシャワーを浴びる。ほんとうに生き返るような思いだった。
朝食のトウモロコシ粥
朝食の饅頭
管理人より:
2連発のカソリがくどいって? ワタクシもそう思いましたが、このくどさがちょっと笑えたので採用(笑)
撫遠への道。冷たい雨が降っている
撫遠近郊の広大な農地
撫遠入口の門
撫遠の町に入っていく
撫遠を流れる黒龍江
黒龍江の河畔に建つ「東極撫遠」の碑
ホテルのフロントの女性
ホテルの部屋から眺める撫遠