「旧満州走破行2004」(63)
10月11日(月)晴 チャムス→同江(その1) 第21日目
チャムスの夜明け。ホテルの部屋から人口60万の大都市を見下ろすと、すぐさま外に出、1時間ほどプラプラと夜明けの町を歩いた。
チャムスは黒龍江省北東部の中心地。交通の要衝の地で鉄道、道路のみならず、ここは松花江の水運の拠点にもなっている。松花江から本流の黒龍江を経由してウスリー江とも船運でつながっている。
ホテルに戻ると、ホテル内のレストランで朝食。
まずは饅頭を食べる。肉入りの饅頭2種と何も入っていない饅頭。肉入りの饅頭は日本でいえば「肉まん」だ。
つづいて2種の朝粥を食べる。粟粥と赤米の粥。赤米の粥にはナツメの実が入っている。
ホテルを出発すると、中心街にあるスズキの販売店へ。そこには「熱烈歓迎日本著名旅行家賀曽利先生至佳木斯旅遊」の横断幕が掲げられている。「佳木斯」はチャムスのこと。
店の前にはスズキのバイクに乗ったチャムスのみなさんが待ち構えている。みなさんと一緒に市内のパレードを開始。先導するのはスズキQS110の宣伝車。町を行くチャムスのみなさんが手を振ってくれている。
若い女性に手を振られるとうれしくなってしまう。彼女たちの大半はズボン姿。スカートをはいた女性は少ない。スラットした長身の女性の多いのがチャムスの特徴だ。
スズキの販売店に戻ると、地元のテレビ局、ラジオ局、新聞の取材を受けた。カソリ、チャムスでは一躍、有名人になった!?
夜明けのチャムス
朝食の饅頭。2種は肉入り
赤米の朝粥。ナツメの実が入っている
チャムスのホテルを出発
チャムスのスズキの販売店
スズキの宣伝車の先導で市内をパレード
チャムスのみなさんと一緒に走る