賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「旧満州走破行2004」(75)

10月15日(金)晴 チャムス→ハルビン 第26日目

 チャムスのホテルのレストランで粥と饅頭の朝食を食べ、7時出発。ハルビンへと向かう。「旧満州走破行」のバイクで走るのも、今日が最後の日になってしまった。

 旅の終わりは寂しいもの。スズキQS110の軽快なエンジン音も、何とはなしに寂しげに聞こえてしまう。

 得莫利という町で昼食。松花江の川魚料理が出た。昼食のあとは町の市場を歩いた。

 いよいよ最後の行程を走り、ハルビンに到着したのは17時。町の入口でQS110を停め、同行してくれた息子の尚と握手をかわした。

 ハルビンの中心街に入っていく。真っ赤な夕日が落ちていく。夕日を浴びた高層ビルのガラスが赤々と染まっている。

 松花江近くの「民族飯店」に到着。QS110のメーターは「6207」。新車でハルビンを出発したので、全行程6207キロの「旧満州走破行」となった。

 夕食はホテル近くの餃子専門店、「東方餃子」で。

 6000キロを超える長い距離を同行してくれた東京映像社長の大滝さん、カメラマンの園部さん、山岸さん、ハルビンスズキの李さん、それと中国人スタッフとの宴会だ。おおいに食べ、おおいに飲んでハルビンの夜は更けていった。

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早朝のチャムス

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粥と饅頭の朝食

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得莫利の町で昼食

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松花江の川魚料理

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得莫利の市場を歩く

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ハルビンへ

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ハルビンに到着!

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ハルビンでの宴会