賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「伝説の賀曽利隆オンライン」(25)

(2001年10月10日)

 10月6日(土)、10月7日(日)の両日、静岡市梅ヶ島キャンプ場でおこなわれた「道祖神」主催のキャンプミーティング、「海外ツーリングの宴」に参加し、100人近い参加者のみなさんたちとおおいに語りあい、夜は焚き火を囲んでおおいに飲みあってきました。

 信州の入笠山から静岡の梅ヶ島に会場を移した「海外ツーリングの宴」も今年で9回目を数えます。年一度の「海外ツーリングの宴」は七夕のようなもので、その大半に参加しているぼくとしては、毎年の常連のみなさんとはすごくなつかしい気分で再会をはたしています。

 今年は8月に走った「道祖神」のバイクツアー、「キャニングストックルート」の報告会をも兼ね、みなさんに20枚のスライドを見てもらい、そのあとで、「キャニングストックルート」をすでに4度も走破しているYSP横浜南代表の佐々木さんとのトークをしました。佐々木さんの「キャニングストックルート」にかけた情熱は大変なものです。

 一緒に「キャニングストックルート」を走った「キャニング軍団」の黒ちゃん(黒岩文雄さん)、まさやん(白川眞武さん)、かんちゃん(生井完治さん)、まっちゃん(松本秀樹さん)も参加してくれました。

 オフロードバイク誌『バックオフ』編集長の瀬戸雅彦さんが取材に来てくれましたが、今回の「キャニングストックルート」は次号の『バックオフ』(11月6日発売)でレポートさせてもらいます。「写真がいいですよ!」と瀬戸さんはいってくれてます。みなさん、次号の『バックオフ』をどうぞご期待下さい。

 11月24日(土)、25日(日)は「カソリONLINE」主催の第3回「たき火ふぉ~らむ」が開催されます。今回は会場を神奈川県の津久井町から山梨県道志村の「道志の森キャンプ場」に移しての「たき火ふぉ~む」です。

 カソリの「島編・日本一周」の途中までの報告と「キャニングストックルート」をテーマにしてのもんがぁ~さとみさんらとのトーク、「朝鮮半島ツーリング」をテーマにしてのやひさんとのトークなどを予定しています。みなさん、どうぞふるってご参加下さい。そしてたき火を囲み、おおいに語り、飲み明かしましょう。

「渓流浴友の会」会長のワニーさんは、恒例の渓流浴を予定しているようです。冷たい渓流で、みんなで「うおおおおおおー!」と叫びましょう。

                         

(2001年10月31日)

「島めぐり日本一周」の「本州西部編」を終えて帰ってきました。

 今回は「大阪→下関」間では瀬戸内海の島々をめぐり、「下関→東京」では日本海の島々をめぐりました。それにしても、“日本の多島海”の瀬戸内海はすごかったですよ。まさに島また島。まるで山々が連なっているかのように島々が連なっています。島を一周すると、いくつもの島を見ることができます。「アイランドウオッチング」は楽しいものです。本土側の海沿いの道を走っていてはなかなか見えない多島海の瀬戸内海を自分の肌で実感してきました。

「島めぐり日本一周」も「本州東部編」や「北海道編」では、少ない島の数に頭を痛めましたが、今回はまったく逆。あまりにも多い島数なので、どの島をめぐって、どの島を落とすかで頭を痛めました。

 今回は「本州西部編」ということで、兵庫県岡山県広島県山口県の4県に属する島々をまわりましたが、そのうちフェリーで渡れる島、橋で渡れる島を優先してまわりました。瀬戸内海の島々に渡るフェリーは便数が多く、料金も安いのが大きな特徴で、尾道と対岸の向島に渡るフェリーなどは人、バイクともで110円ときわめて安いものでした。便数も頻繁にあります。

 瀬戸内海の島の数では、4県の中では広島県が圧倒的に多かったですが、本土側と橋でつながっている島が思っていた以上に多いのには驚かされました。

 内海大橋で渡る田島、尾道大橋で渡る向島向島から「しまなみ海道」の因島大橋で渡る因島生口橋で渡る生口島大芝大橋で渡る大芝島、安芸灘大橋で渡る下蒲刈島上蒲刈島音戸大橋で渡る倉橋島早瀬大橋で渡る能美島などで、そのうち「しまなみ海道」は歩行者、自転車、原付専用通路ができています。山口県にも大島大橋で渡る周防大島笠戸大橋で渡る笠戸島などがあります。

 下関からは山口県の萩港から渡った見島、鳥取県の境港から渡った島根県隠岐などをまわり、最後に能登半島能登島をまわって帰ってきました。これで「北海道編」、「本州編」を終えたわけですが、ここまでで80余の島々をめぐったことになります。

 11月24日、25日の「たき火ふぉ~らむ」では、そのあたりのことをも含めて「島めぐり日本一周」の途中経過を報告します。みなさん、ぜひともご期待下さい。