四国八十八ヵ所めぐり(116)
2009年5月1日(小豆島・その19)
第53番の本覚寺から土庄の中心街へ。世界で一番、狭い海峡の土淵(どぶち)海峡を渡っていく。
この土淵海峡はギネスブックにものっている「世界一狭い海峡」。延長2500mの海峡の一番狭いところ(土庄役場前の永代橋下)は9・93メートルでしかない。海峡というよりも小川にしか見えない。
海峡わきの土庄町役場で「土淵海峡横断証明書」(100円)を発行してくれる。
この土淵海峡を境にして小豆島は本島と前島の2つの島に分かれている。土庄の町並みは2つの島にまたがっているが、前島側が旧市街で本島側が新市街になる。
前島に入ったところで、第58番の西光寺を参拝。目にも鮮やかな朱塗りの山門。本堂を参拝し、すぐ近くの第58番の奥の院、誓願の塔へ。朱塗りの三重塔だ。
西光寺の参拝を終えると、前島を時計回りで一周する。
第59番の甘露庵、第60番の江洞窟と参拝。甘露庵は「藤の庵」で知られているが、藤棚の藤が満開だった。江洞窟は独特のたたずまいで、岩壁の中を掘り下げたところにあり、本尊の弁財天がまつられている。
これら2ヵ所をめぐり、前島の西海岸に出た。
世界最狭の土淵海峡
第58番・西光寺の山門
西光寺の本堂
西光寺の鐘
誓願の塔への石段
第59番・甘露庵
甘露庵の近くから見る瀬戸内海
第60番・江洞窟
江洞窟から見る瀬戸内海