賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

四国八十八ヵ所めぐり(113)

2009年5月1日(小豆島・その16)

 土庄町の山中から平地に下り、第49番の東林庵、第50番の遊苦庵とめぐり、第54番の宝生院へ。境内には第51番の宝憧坊と第52番の旧八幡宮があり、ここだけで3ヵ所をめぐることになる。一気に札所の数をかせげることになる。

 なお第53番の本堂寺は、順番のコースから外れているので後まわしだ。

 宝生院の境内には槙柏の巨木がある。樹齢は何んと1500年以上。応神天皇手植えの伝説が残されている。根回り16・6メートルで日本一の槙柏といわれ、国の天然記念物に指定されている。槙柏での指定は日本でもこの木だけだという。

 地上1メートルのところで3方に分かれているが、見れば見るほど、そのすさまじい大きさに圧倒されてしまう。この木、1本だけで森のように見える。まるで精霊が宿っているかのようだ。

 槙柏はビャクシンとかイブキともいわれるが、地元の人はハクジュ(柏樹)といっている。このような巨木、古木に出会えるのも、「小豆島八十八ヵ所」の大きな魅力だ。

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第49番・東林庵

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東林庵

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東林庵に参拝

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第50番・遊苦庵に到着

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遊苦庵

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第54番・宝生院

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宝生院を参拝

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第51番・宝憧坊

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第52番・旧八幡宮

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宝生院の槙柏の巨木