四国八十八ヵ所めぐり(121)
2009年5月2日(小豆島・その24)
県道26号で越える峠、馬越周辺の札所をめぐる。
第72番の滝湖寺へ。山門の仁王門には「笠ヶ瀧本坊」と書かれた看板が掲げられている。ここには宿坊もある。境内の一番奥に本堂があるが、背後にそびえる山の山中に奥の院の笠ヶ滝がある。笠ヶ滝への道は「小豆島八十八ヵ所」の中でも、一番の難路になっている。
滝湖寺での参拝を終え、アドレスで山道を登っていく。急勾配の山道だ。終点の駐車場にアドレスを停め、いよいよ難路の遍路道に立ち向かっていく。まずは鎖場。鎖場があるのはここだけだ。危険がともなうので、笠ヵ滝への参拝は8時から14時までとなっている。岸壁をよじ登り、洞窟内をくぐり抜け、山上近くに建つ笠ヶ滝にたどり着いた。そこからの眺めは絶景だ。
山上から下り、小馬越の集落にある第73番の救世堂へ。
ここの本尊は聖観音像だが、それは四国八十八ヵ所の第86番・志度寺本尊の十一面観音像とは兄弟になるという。流れついた同じ檜の霊木で、ともに彫り刻まれたものだという。こういうところにも四国八十八ヵ所と小豆島八十八ヵ所のつながりがある。
つづいて第74番の円満寺、第75番の大聖寺とめぐり、ふたたび馬越に立った。
第72番・滝湖寺
滝湖寺の本堂
第72番奥の院・笠ヶ滝への参拝路
笠ヶ滝
笠ヶ滝からの眺め
第73番・救世堂
第74番・円満寺の本堂
円満寺の本堂内
円満寺のサツキ
第75番・大聖寺
大聖寺の本堂内