四国八十八ヵ所めぐり(122)
2009年5月2日(小豆島・その25)
県道26号の峠、馬越を越え、南の池田湾側から北の瀬戸内海側に入っていく。
小豆島は南側には町々がつづくが、北側になると集落もまばらになる。島中央の山地をはさんでの南北の違いは大きい。
第76番の金剛寺へ。山門の鐘楼門には見事な彫刻がほどこされている。それにひきかえ本堂は無造作な感じのコンクリート造り。その対比がまたおもしろい。本堂での参拝を終えると第76番・奥の院の三暁庵へ。ここではお接待の甘酒をいただいた。
第77番・歓喜寺、番外・藤原寺、第78番・雲故寺とめぐり、道の駅「大坂城残石公園」へ。
小豆島は日本でも有数の石の産地だが、370年前の大坂城修築の際には小豆島の石が大量に使われた。そのときに切り出され、使われることなく残された40個の残石が積み上げられている。ここの資料館(無料 9時~17時)は一見の価値あり。小豆島の地図上には石切場の丁場の位置が印され、石切りの道具類や運搬の道具類が展示されている。
今でも小豆島の瀬戸内海側には、大規模な砕石場が連続している。
第76番・金剛寺の山門
金剛寺の本堂
金剛寺の本堂内
第76番奥の院・三暁庵
遍路道の道標
歓喜寺の本堂
歓喜寺の本堂内
番外・藤原寺の本堂
田植えがはじまった
第78番・雲故庵の山門
雲故庵の本堂
大坂城築城の残石群