台湾一周2010(32)
6月21日(月)晴・墾丁→瑞穂(その8)
台湾東海岸最大の都市、台東からさらに国道9号を北上する。
台東を過ぎると国道9号は海岸線を離れ、海岸山脈と中央山脈の間の台東平野を行く。そんな国道9号沿いのガソリンスタンドで給油。そこには3人の若いライダーたちがぼくを待ち構えていた。
「もうそろそろカソリさんが来る頃だと思ってましたよ」
と、うれしいことをいってくれる。
その先では、
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ようこそ台東鹿野へ
賀曽利隆さん
頑張れ~頑張れ!
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と日本語で書かれた紙を手に持った人が、炎天下に立ちつくして、ぼくを待ってくれていた。もう感謝感激。カソリ、台湾ではオオモテだ。
台東平野は一面の黄色く色づいた稲田。
アドレスV125Gを停めて小休止した一帯は、「関山米」で知られる銘柄米の産地。その北は「池上米」の産地になる。
生活レベルの上がった台湾では、すこしでも旨い米を食べようと、今、「関山米」や「池上米」のような銘柄米が大人気だという。
「池上米」の産地の池上では、日本の道の駅風の「池上飯包」に寄った。1階の売店では様々な種類、銘柄、等級の米が売られているが、その光景は「米食文化」の国、台湾を強烈に感じさせた。
そこの2階は米博物館になっている。
「池上飯包」を出ると、あらためて池上米の稲田の風景を眺めるのだった。
国道9号を行く
海岸山脈の山並み
カソリを待ち構えていた3人組
これを持って炎天下、ずっと立ってくれていた…
暑い。水をガブ飲み
「関山米」の稲穂
台湾版道の駅といった「池上飯包」
「池上飯包」の列車食堂
「池上飯包」の売店
特産の「池上米」が売られている
「池上飯包」2階の米博物館
台鈴の李さん、ガンバレ!
かつての台所を復元。ここで米を調理する
池上米の稲田が広がる