台湾一周2010(42)
6月23日(水)礁渓→台北(その4)
台湾北部の中心都市、基隆(キールン)に到着。町を流れる基隆川にかかる橋の上でスズキ・アドレスV125Gを停め、川の流れと川の両側の家並みを眺めた。
基隆は高雄、花蓮とともに台湾の三大国際港になっているが、その重要度でいえば高雄、基隆は台湾の二大港といっていい。
かつて名古屋からは大阪、那覇、宮古、石垣と経由して台湾の基隆、高雄まで行く有村産業の大型フェリーが就航していた。
「日本一周」でこの有村のフェリーに乗るたびに、
「バイクと一緒に基隆港まで行きたい!」
と熱望したものだ。
前にもふれたことだが、人間のみなら問題なく基隆でも高雄でも行けた。しかしバイクを持ち込むのは、ほとんど不可能といっていいほど難しかった。
その有村のフェリーも今はない。
これは余談になるが、有村のフェリーがなくなってしまったばかりに、「日本一周」で沖縄本島から宮古、石垣まで行くのはきわめて難しくなっている。飛行機には積めず、那覇港から貨物船で宮古、石垣に送るしかない。
かつては「日本一周」ライダーのパラダイスだった石垣島だが、有村のフェリーがなくなって以降、島からツーリングライダーの姿はほとんど消えた。
そのようないきさつがあったので、基隆の町に入ったときはまるで長年の夢がかなったかのような喜びを感じ、
「やったね!」
と思わずガッツポーズが飛び出すのだった。
基隆ではスズキの販売店を訪問。お店の社長夫妻には大歓迎された。甘さたっぷりのマンゴーと冷えたスイカ、パイナップルをいただき、持ちきれないほどのおみやげまでいただいた。
そのあと販売店の社長の案内で町中の食堂へ。そこで昼食。メインはシューマイ。さすが本場のシュウマイはうまかった。
基隆川沿いの町並み
基隆のスズキの販売店を訪問
スズキの販売店の社長夫妻とお子さん
スズキの販売店でいただいたマンゴー
カソリ、台湾では大モテ。基隆の食堂で
基隆の昼食
管理人たまらずツッコミ:
実際に「大モテ」だったのかも知れんが、上の写真では自分から抱き寄せてまっせ!