台湾一周2010(44)
6月23日(水)礁渓→台北(その6)
台鈴工業の本社前に到着し、全行程1436キロの「台湾一周」を終えると、同行してくれた台鈴のみなさんと一緒に近くの食堂「百里香」で夕食にする。
「百里香小吃」と看板に書かれてあるので、日本風にいえば小料理屋といったところか。旦那と奥さんの2人でやっている店。
「カソリさんはこういうところが好きだから」
ということで、台鈴の李さんが選んでくれた店だ。
まずは「台湾一周」の成功を祝って「台湾ビール」で乾杯!
いやー、じつにうまいビールだ。五臓六腑にしみわたる。肉汁たっぷりの小籠包をつまみながら「台湾ビール」をグイ、グイグイッと飲み干した。
そのあとはテーブルの上に次々に出てくる台湾料理をいただいた。
まずは炒青菜。毎日のように食べたが、飽きのこないシンプルな料理。朝だと朝粥によく合う炒青菜だ。
そのあとネギと牛肉の炒め物、青菜と貝の炒め物と、中華鍋で炒めた炒めものがつづく。イカ鍋は鉄鍋で青菜とイカを炒めたもの。さらにエビフライが出た。
ビールを飲みながら、「台湾一周」の思い出話をしながらの台鈴のみなさんとの夕食は楽しいものだった。
これが台鈴のみなさんとの最後の食事になる。
デザートのマンゴーを食べ終わると、スーッと胸の中を風が吹きぬけていくような寂しさを感じた。みなさん、ほんとうにいい人たちだった。
台鈴工業の本社前に戻ると、そこでみなさんと何度も握手をかわして別れた。
「再見(さようなら)!」
ぼくは大通り(松江路)の反対側の「泰華大飯店(ゴールデン・チャイナ・ホテル)」へ。台北に到着したとき、記者会見の会場になったホテルであり、「台湾一周」の最初の晩に泊まったホテル。それはつい1週間前のことでしかないのに、何かもうずーっと昔のことのように思われてくるのだった。
裏町の食堂「百里香」で夕食
「百里香」のメニュー
台鈴のみなさんとの最後の食事
「台湾ビール」と野菜炒め
メチャウマの小籠包
毎日のように食べた炒青菜
ネギ&牛肉の炒め物
青菜&貝の炒め物
イカ鍋
エビのフライ
ビールによく合う南京豆
デザートのマンゴー