賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「南米・アンデス縦断」(13)

 マチュピチュ遺跡を歩き始める。

 山上の遺跡をとり囲む山々は、まるでカミソリの刃でそぎ落としたかのように、垂直に切り立っている。

 マチュピチュは険しい山々と、目のくらむような深い谷に囲まれた、まさに天然の要害の地。そのため侵攻してきたスペイン軍も、ついにこの地をみつけ出すことはできなかった。

 山上の要塞都市マチュピチュには、神殿や宮殿、浴場、住居などがあり、それらは1000を超えるという無数の石の階段で結ばれている。インカ独特の石造建築だ。

 また都市遺跡に隣りあって、石垣で築いた何段もの段々畑がある。マチュピチュで必要な食料は、すべてマチュピチュでまかなっていたという。

 マチュピチュ遺跡の崖っぷちに立つと、ウルバンバ川のゴーゴーと流れる音が聞こえてくる。ウルバンバ川沿いに走る列車の音が山肌を這い上がってくる。

 ショップで昼食のサンドイッチを買って食べ、午後はワイナピチュに登った。

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5867、みなさ~ん、これがマチュピチュですよ~!

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5871、マチュピチュの太陽の神殿

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5870、マチュピチュのリャマ

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5872、マチュピチュでの昼食