賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「南米・アンデス縦断」(11)

「インカの都」クスコを1日かけてまわった翌日、マチュピチュに向けて出発。高原の道を走り、峠に到達。峠の露店ではカラフルな帽子やバッグ、布なのどが売られていた。峠周辺の畑ではジャガイモの植え付けが行われていた。

 峠を下っていくと、やがてウルバンバ川の流れとウルバンバの町が見えてくる。このウルバンバ川がアプリマック川と合流し、ウカヤリ川と名前を変え、アマゾン川になる。

 ウルバンバ川にかかる橋を渡り、ウルバンバの町を走り抜け、インカ時代の要塞のあるオリャンタイタンボへ。

 クスコから80キロのオリャンタイタンボに到着すると町のレストランで昼食。アンデスの雑穀、キノアのスープを飲み、ポークのメインディッシュを食べた。ポークには揚げたユカイモ(キャッサバ)と野菜類が添えられていた。

 オリャンタイタンボでは「ホテル・パカリタンプ」に泊まった。草木に囲まれたリゾートホテル。中庭ではキノアが見た。ぼくにとっては初めて見るキノアだ。

 南米原産の作物というとキャッサバとジャガイモだが、雑穀のキノアは唯一の穀物。その名前は知っていたが、ここではキノアのスープを飲み、本物のキノアを見ることができた。それがうれしい!

 午後はオリャンタイタンボの遺跡を歩き、翌日の列車でマチュピチュに向かっていく。

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クスコを出発

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アンデスの高原を行く

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アンデスの峠

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峠の露店

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ウルバンバの町を見下ろす

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オリャンタイタンボに到着

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キノアのスープ

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ポークのメインディッシュ

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「ホテル・パカリタンプ」

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これがキノアだ!