賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「南米・アンデス縦断」(12)

 オリャンタイタンボの「ホテル・パカリタンプ」の朝食。スクランブルエッグとソーセージに茹でたユカイモ(キャッサバ)がついている。それとコーンフレークにパン、チーズ、ハム。ジュースはオレンジ、パパイア、パイナップルと飲み放題だ。

 7時05分発の展望列車「ビスタドーム号」でマチュピチュの登り口のアグアカリエンテへ。2両編成のジーゼルカーで車両の上部がガラス張りになっている。列車はウルバンバ川の流れに沿って走り、1時間30分でアグアカリエンテに着いた。

 アグアカリエンテは直訳すれば「熱い水」で「温泉」を意味している。ここには温泉がある。町の高さは2045メートルだ。

 アグアカリエンテからシャトルバスでマチュピチュへ。曲がりくねった道を登っていくと、ウルバンバ川がはるか下の方に見えるようになり、バスは20分ほどでマチュピチュに到着。この地点の高さは2360メートル。標高3400メートルのクスコに比べると、はるかに低い。

 標高2940メートルのマチュピチュ山と標高2690メートルのワイナピチュを結ぶ稜線上のマチュピチュの遺跡は2400メートルほどの高さ。「空中都市」といわれるマチュピチュの遺跡が目の中に飛び込んできたときは感動の瞬間だ。

IMG_5857.jpg

「ホテル・パカリタンプ」の朝食

IMG_5859.jpg

アグアカリエンテに行く「ビスタドーム」

IMG_5860.jpg

アグアカリエンテの町

IMG_5861.jpg

マチュピチュからウルバンバ川の谷を見下ろす

IMG_5862.jpg

マチュピチュを一望!