「旧満州走破行2004」(47)
10月5日(火)晴 ハイラル→満州里(その5) 第15日目
満州里の中露国境地帯では、「国際貿易センタービル」内にある「美国加州牛肉麺大王」で昼食にする。
「美国加州牛肉麺大王」はチェーン店。「美国」はアメリカ、「加州」はカリフォルニア州を意味する。ここでは1杯7元(約105円)の「牛肉麺」を食べた。
中露国境地帯から満州里の町に戻ると、中心街のホテル「北方大酒店」に泊まる。
さっそく満州里の町歩きを開始する。
まずは満州里駅へ。駅構内を歩き、何本もの線路を跨ぐ橋の上から停車している有蓋車や石炭を積んだ貨車、タンク車などの貨物列車を見下ろした。満州里駅には国境の駅を感じさせるものがある。
夕日が満州里駅の駅舎に落ちると、夕暮れの町を歩く。そして中露国境の町ということで、「海馬西饗」というロシア料理の店に入った。
これが大失敗…。
ボルシチはロシアのものとはひと味もふた味も違う。キューリのピクルスは甘くて食べられないし、サーモンは塩がきつ過ぎて食べられない。メインディッシュのビフテキはビフテキもどき。
中国人がロシア料理をつくると、「こうなりますよ」、という典型のようなものだ。
「北方大酒店」の近くには思わず入りかけた餃子専門店があったし、興味を引かれたイスラム料理の「回民飯店」もあった。「回民」というのは回教(イスラム教)の回族(イスラム教徒)のことだ。それらを振って、さんざん探しまわって入ったロシア料理の店なのに…。食い物の憾みは怖い!?
中露国境地帯の「国際貿易センタービル」
「美国加州牛肉麺大王」の牛肉麺
満州里の「北方大酒店」
満州里の餃子専門店
満州里のイスラム料理専門店
満州里駅
満州里駅に停車している貨物列車
夕暮れの満州里
これが「海馬西饗」のボルシチ