賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「旧満州走破行2004」(51)

10月7日(水)晴 満州里→ヤケシ(その3) 第16日目

 中露国境の満州里から国道301号でハイラルに向かったが、その手前の町、チェンバラクチーで昼食。少数民族、オウンコ族の食堂に入った。

 麺を注文。すると注文を受けてから麺をつくりはじめる。

 これ幸いとばかりに、調理場でオウンコ族の麺づくりを見せてもらう。

 小麦粉をよくこねると鏡餅型にし、それを人数分に切り分け、のし棒を使ってのしていく。のし終わると2つ折りにし、包丁で切って麺にし、ぐつぐつ煮たった肉汁の大鍋に入れて茹でる。肉は羊肉だ。

 オウンコ族の麺に野菜は一切、入っていない。それが漢族の麺との一番の違いになっている。不ぞろいの麺が手づくり麺を感じさせる。

 茹で上げた羊肉麺をフウフウいって食べたが、まさに「熱いがご馳走!」。一緒に食べた焼売もうまかった。

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チェンバラグチーの中心街

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オウンコ族の店で昼食

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オウンコ族の女性

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(麺づくりを見せてもらう)

小麦粉をこねる

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こねた小麦粉を切る

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のし棒でのす

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包丁で切って麺にする

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麺を大鍋に入れる

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麺を茹でる

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羊肉麺のできあがり

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一緒に焼売を食べる