賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

ユーラシア大陸横断(11)マリンスク→ノボシビルスク

 (『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収)

2002年7月15日(月)曇のち晴 マリンスク→ノボシビルスク 460キロ

 8時、ホテルのレストランで朝食。黒パンとスープ、サラダ。スープには香辛料のオクロップ。ロシア料理にオクロップ(ウイキョウ)は欠かせない。

 9時、マリンスクを出発。M53でノボシビルスクへ。寒々とした曇り空。

 昼食は国道沿いのパーキングエリア。そこに青い大きなグラシを敷き、パンにソーセージをのせて食べる。それと日本から持ってきたインスタントラーメン。昼食のあとは20分間の昼寝。これがすごく体に効く。

 ノボシビルスクに近づくと日が差してきた。

 18時45分、シベリア最大の都市、ノボシビルスクに到着。ホテル「オビ」に泊まる。その名の通り、オビ川に面したホテル。ホテルのレストランで夕食。メインディッシュはカツレツ。

 夕食後、オビ川の遊覧船に乗った。オビ川は全長5200キロのシベリア第一の大河。このあたりで川幅は2キロ近くもある。

 遊覧船ではベラルーシから来ている3姉妹と一緒になった。三女がベラルーシのミンスクに住んでいるが、長女はクラスノヤルスク、次女はノボシビルスクに住んでいる。ということで、3姉妹はここ、ノボシビルスクで会い、こうしてオビ川の船旅を楽しんでいる。3姉妹は何千キロもの距離をおいて離れ離れに住んでいる。これが大陸‥。

1787、ノボシビルスクのホテル「オビ」

ノボシビルスクのホテル「オビ」

1789、オビ川の流れ

オビ川の流れ

1791、オビ川の遊覧船に乗る

オビ川の遊覧船に乗る

1796、オビ川の遊覧船で出会った3姉妹

オビ川の遊覧船で出会った3姉妹