賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

ユーラシア大陸横断(17)エカテリンブルグ→チェラビンスク

(『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収)

2002年7月21日(日)晴 エカテリンブルグ→チェラビンスク 237キロ

 8時、「ユーラシアホテル」での朝食。パン、チーズ、サラミ、それと目玉焼き。午前中はエカテリンブルグの町をまわる。自動車の部品屋などが並ぶ町の一角で、バイク用のタイヤを手に入れる。ロシア製のタイヤ。オムスクでつくられたものだ。すでにタイヤのすりへっているメンバーはそれに交換。ぼくのスズキDR-Z400Sはまだまだ十分に走れる。

 それにしても寒い。夏とは思えないような寒さだ。

 昼食も「ユーラシアホテル」のレストラン。黒パンにボルシチ。ロシアを代表するスープのボルシチにはオクロップとスミターナが浮いている。オクロップは香辛料、スミターナは牛乳を撹拌してつくる乳製品。メインディッシュはライス&魚料理。魚はタラだった。

 13時、出発。

 欧亜を分けるウラル山脈の東側を南下し、チェラビンスクへ。チェラビンスクに近づくと、ウラル山脈の山並みが見えてきた。

 18時30分、チェラビンスクに到着。「マラカイトホテル」に泊まる。ホテルの1階はトヨタの販売店。新車が展示されていた。

 夕食はホテル内のレストラン。マッシュポテトを添えた肉料理とキューリ、トマトのサラダ。夕食後は何人かでウォッカの飲み会になった。

1813、昼食のボルシチ。オクロップとスミターナがのっている

昼食のボルシチ。オクロップとスミターナがのっている

1814、ライス&タラのメインディッシュ

ライス&タラのメインディッシュ

1815、チェラビンスクに近づくと、ウラル山脈が見えてきた

チェラビンスクに近づくと、ウラル山脈が見えてきた

1817、チェラビンスクで泊まった「マラカイトホテル」

チェラビンスクで泊まった「マラカイトホテル」