賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

伝説の「賀曽利隆オンライン」(10)

(2010年6月10日)

 いよいよ梅雨の季節になりましたね。ぼくは雨に負けずにバイクで走っています。

 夏の「サハリン縦断」は大きな楽しみです。8月8日に稚内集合ですが、それに合わせ、8月1日に東京を出発し、「東京→青森」は日本海側をメインにした林道をつないで走り、「函館→稚内」は日本海の海沿いのルートで行こうと思っています。

「サハリン縦断」を終えると8月17日に稚内に戻ってきますが、そのあとはオホーツク海、太平洋沿いのルートで「稚内→函館」を走り、「青森→東京」は今度は太平洋側をメインにした林道を走りつないでいこうと思っています。

 東京着の予定を8月31日にしています。

 さー、走るゾー!

(2010年6月25日)

 毎日、うっとうしい梅雨空がつづいています。

『世界を駆けるゾ!40代編・上巻』(フィールド出版)と『旅の鉄人カソリの激走30年』(JTB)が出ました。

『世界を駆けるゾ!40代編・上巻』は『20代編』、『30代編』につづくもので、40代の前半編です。40歳のときの「サハラ往復縦断」から45歳の「インドシナ一周」までを書いてます。

 このあとの、10月には出る予定の『40代編・下巻』が40代の後半編になります。『旅の鉄人カソリの激走30年』は、この30年間に『旅』(JTB)で書かせてもらったなかから16編を選んで1冊にまとめたものです。

 目次にはたとえば「第3章 満天の星、露天風呂で乾杯! 東北横断ツーリング(40歳 1988年6月)」といったように、それぞれの章の旅をしたときのぼくの年齢が入っています。

 それを見てすぐわかることは、40代のときのものが大半を占めているということです。なんと16章中、12章が40代になります。

 あらためて思うことは40代というのは、じつにおもしろく旅ができる時期だということです。芭蕉が「奥の細道」に旅立ったのも46歳のときのこと。40代というのは、自分のことも、人のことも、よく見える時期だからなのだと思います。

 ということで『世界を駆けるゾ!40代編・上巻』(フィールド出版)と『旅の鉄人カソリの激走30年』(JTB)をどうぞお読み下さい。

(カソリ本の紹介)

1、『世界を駆けるゾ!40代編上巻』(フィールド出版)

『世界を駆けるゾ!』シリーズの第3弾目だ。40歳のときに旅立った「サハラ往復縦断」にはじまり、50㏄バイク「日本一周」&「世界一周」、「東京→サハリン」、「本州横断」、そして45歳のときの「インドシナ一周」の6章から成っている。カソリの40代前半戦だ。

2、『旅の鉄人カソリの激走30年』(JTB)

この30年間で、『旅』(JTB)で書いたもののなかから16編を選んで1冊にまとめたもの。バイク旅あり、列車旅あり、徒歩旅あり、1万円旅あり、温泉旅あり、旅の偉人の足跡を追った旅あり…。「カソリ旅」の真骨頂がここにある。