賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

2010台湾一周(23)台南→墾丁(その8)

6月20日(日)晴

 高雄から一緒に走ってきたみなさんとは福安宮で別れ、車城の町から南下し、台湾の町(鎮)では最南の恒春に到着。町中に入っていく。

 ここは古い町で、清朝時代の光緒元年(1875年)に構築された城壁が残っている。この城壁には東西南北の4門があるという。

 そのうちの西門に行く。

 この西門は台湾の大ヒット映画「海角七号」のロケ地で、次から次へと観光客がやってくる。若いカップルが多く見受けられた。その西門をアドレスで走り抜け、西門にある緑ポストから映画のシーンと同じように投函(の真似)した。

 恒春から台湾最南端のガラン(オーロワン)鼻を目指してさらに南下。ガラン鼻に近い墾丁のリゾートホテル、「福容大飯店」(Fullon Resort)で泊った。

 墾丁は台湾一といってもいいような大リゾート地。街道沿いにはリゾートホテルやレストラン、土産物店などがびっしりと建ち並んでいる。日本の湘南海岸以上の賑わいだ。

 今から25年ほど前の1976年に列車とバスを乗り継いで台湾を一周したことがある。その時、ガラン鼻まで行ったが、墾丁は観光的色彩のまったくない南国の片田舎に過ぎなかった。このようなリゾートホテルは1軒としてなかった。そんな墾丁のあまりの変わり方には心底、驚かされた。

「福容大飯店」でひと息入れたところで、台鈴のみなさんと墾丁の町に出た。

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台湾最南の町(鎮)、恒春に到着

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映画「海角七号」ロケ地の西門

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アドレスで西門を走る

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映画「海角七号」のシーンと同じように緑ポストに投函(の真似)

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墾丁の「福容大飯店」に到着

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「福容大飯店」のロビー

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「福容大飯店」の売店。いかにも南国のリゾート地

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「福容大飯店」のプールを見下ろす

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夜の墾丁を歩く