2010台湾一周(26)墾丁→瑞穂(その2)
6月21日(月)晴
台湾最南端の岬、ガラン鼻に立ったあと、岬周辺に広がるガラン鼻公園を歩く。
きれいな園地。高台からは北へと延びる台湾西海岸の海岸線を望む。
そこには白亜のガラン鼻灯台が建っている。1882年に造られたもので、高さは21メートル。海面からの高さは55メートルだという。
ガラン鼻公園には台湾の領域を示す「台湾全図」があった。
台鈴の李さんは、全図の右上にある枠で囲った部分を指し、
「カソリさん、ここは台湾領だからね。日本領でも中国領でもないからね」
と、きっぱりといいきった。
李さんが指差したところには「釣魚台」と書かれている。
台湾では尖閣諸島のことを釣魚台といっている。主島の魚釣島からきているのだろう。 李さんの言葉でひとつ興味深かったのは、「中国領でもないからね」だった。
ここでも台湾は台湾、中国は中国という台湾人の強い気持ちの一端がうかがい知れた。
最後に台湾最南の廟、保安宮を参拝し、ガラン鼻を離れた。何とも名残おしいガラン鼻だった。
来た道を戻り、墾丁の「マクドナルド」で朝食。チーズバーガーを食べた。
墾丁から恒春へ。映画「海角七号」の舞台になった町。道標には車城まで7キロ、楓港まで21キロとある。
恒春から福安宮のある車城を通り、台東への道が分岐する楓港に到着。ここから台湾の東海岸に入っていく。
ガラン鼻公園を歩く
ガラン鼻公園から台湾西海岸の海岸線を見る
ガラン鼻灯台
ガラン鼻公園の台湾全図
保安宮を参拝
墾丁のマクドナルドで朝食
墾丁にやってきた観光バス
恒春に到着
楓港の交差点
楓港の道標。ここは国道1号の終点