「広州→上海2200キロ」(13)
12月6日、夜明けとともに起きる。汕頭の町を歩き、「金城大酒店」に戻ると、7時30分、朝食。ホテル近くの食堂で粥とジャージャ麺を食べる。
8時出発。アドレスV125Gを走らせ、国道324号を行く。汕頭から潮州までは町つづき。潮州を過ぎると田園風景が広がり、水田や養殖池が見られた。
省境に到達。アドレスを止め、省境の石碑の前で記念撮影。そして広東省から福建省に入っていった。
「雲頂温泉」の看板をみつけ、
「よし、中国の温泉に入っていこう!」
とおおいに期待したのだが、残念…。そこは「養生館」という一軒宿の大温泉ホテルで、部屋ごとの湯が温泉なのだという。日本の温泉宿のような大浴場はない。つまり日本風の立ち寄り湯はできないということだ。
国道324号沿いの雲頂の町で昼食。町中の食堂でワンタンを食べる。食後には名産のザボンを食べた。
廈門に向かっていくと国道324号沿いには茶畑が見えてくる。「天福茶」の大規模な茶園だ。
国道324号を右折し、大都市の廈門へ。廈門は廈門島の町。トンネルを抜け、橋を渡って島に入るのだが、橋の手前でバイクは進入禁止になっていた。中国ツーリングで一番辛いのは大都市にはバイクで入っていけないということだ。
廈門を諦め、国道324号に戻ると、同安の町で泊まった。宿は「同安賓館」。夜の町を歩き、食堂で夕食。刀削麺の砂鍋を食べる。ここでは牛のアキレス腱も食べた。中国人は何でも食材にしてしまう。その貪欲さがすごい。
(汕頭→同安361キロ)
汕頭の町に朝日が昇る
朝食のジャージャ麺を食べる
潮州の町を走り抜けていく
省境の石碑の前で記念撮影
雲頂温泉の「養生館」
昼食はワンタン
廈門への道
夕食の刀削麺入りの砂鍋