「南米・アンデス縦断」(41)
チリの首都サンチャゴに到着した翌日は、相棒のスズキDR-Z400Sを「モンテカルロ・ホテル」の中庭に置き、1日かけてサンチャゴの町を歩きまわった。
まずはサンチャゴの中心のアルマス広場に行く。広場の中央にはサンチャゴの基礎を築いたというペドロ・デ・バルディビアの騎馬像が建っている。広場の周辺には大聖堂や市庁舎、中央郵便局、国立歴史博物館などがある。
次に中央市場へ。海産物や野菜類、肉などのの生鮮食料品の店がびっしりと並んでいる。その中でも目立つのは海鮮類の店。チリ人が魚や貝類をよく食べるということが、一目でわかる中央市場だ。
中央市場内の食堂で昼食にする。
まずは「ソパ・デ・マリーナ」(2000ペソ)。海鮮スープで貝類がゴソッと入っている。タラやホヤも入っている。ボリューム満点の海鮮スープだ。つづいて「セビチェ」(3000ペソ)を食べた。サーモンとフジツボのセビチェ(魚介類のマリネ)で、コリアンダーがのっている。両方、合わせても5000ペソ。日本円で約1000円。安くて美味でなおかつボリューム満点のチリの魚介料理にはうれしくなってしまう。
中央市場からアルマス広場に戻ると、今度は地下鉄に乗って終点のキンタ・ノルマル駅まで行き、駅近くの公園を歩いた。さらに地下鉄を乗り継ぎ、サンチャゴの中央駅まで行く。ターミナル駅をプラプラ歩くのはじつに楽しい。新たな旅の夢がかきたてられるというものだ。
「モンテカルロ・ホテル」に戻ると、メンバーの長谷川さんと一緒に日本食レストランの「はな」に行く。まずは冷えたビールで乾杯。ここでは長谷川さんにすっかりご馳走になったが、舟盛りの刺身は食べきれないほどの大盛りだ。そのほか握りずしや冷ややっこ、串焼き、唐揚げなど、日本の味覚を満喫した。長谷川さん、ご馳走さま!
連泊した「モンテカルロ・ホテル」
サンチャゴの中心のアルマス広場
サンチャゴの中心街を歩く
中央市場の魚介類の売り場
ボリューム満点の「ソパ・デ・マリーナ」
サーモンとフジツボの「セビチェ」
サンチャゴの地下鉄に乗る
サンチャゴの中央駅