アフリカ縦断2013-2014(その12)
「ナイロビ→ケープタウン編」(12)
南北に細長い国、マラウィを南下する。
首都のリロングウェに通じる幹線道路で、2車線の舗装路なのだが、交通量はきわめて少ない。タンザニアのように大型トラックや大型バスと頻繁にすれ違うこともない。そのかわり自転車に乗った人たちを多く見るようになった。
進行方向の右手に見える山並みはグレートリフトバレー(大地溝帯)の西の縁になる。北は中東のヨルダン川の河谷から南はザンベジ川の河口までつづくグレートリフトバレーは世界最大の地溝帯だ。これから先、何万年か何億年か知らないが、アフリカ大陸が割れるときは、この線で割れるのは間違いない。
南北580キロ、面積29600平方キロという世界第10位の大湖、マラウィ湖はこのグレートリフトバレー内にある。進行方向の左手にはときどきマラウィ湖が見える。このあたりが湖の北端だ。それにしても、とてつもない長さ。東京から大阪まで全部が湖ということになり、行けども行けどもマラウィ湖を見つづけることになる。
マラウィ北部のカロンガの町で給油。ガソリンスタンドにはミニマーケットがついている。そこでスプライトを飲みながら大好物のポテトチップスを食べた。スプライトは135クワチャ(約34円)、ポテトチップスは250クワチャ(約63円)。
その日はマラウィ湖畔の「チティンバ・キャンプ場」でのキャンプ。ここもタンザニアのキャンプ場と同じようにセキュリティーはしっかりしている。湖畔のキャンプサイトはきれいな芝生。バンガローもある。湖畔にはファイヤー・プレースもあるので、さっそく焚き木を集めて焚火した。
大きな夕日がマラウィ湖対岸のタンザニアの山々に落ちていく。夕食はキャンプ場内のレストランで。まずはマラウィ産のビール「クチェクチェ」を飲み、ライスとビーフの夕食を食べた。
カロンガの町のガソリンスタンド
ガソリンスタンドのミシショップ
「チティンバ・キャンプ場」に到着
キャンプ場での焚火
マラウィ湖に落ちる夕日
ライス&ビーフの夕食