賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「南米・アンデス縦断」(24)

 ウルバンバ川沿いの「インカの聖なる谷」からクスコに戻ると、クスコを歩いた。

 これが最後のクスコだ。

 まずはアルマス広場。スペイン時代以降のクスコの中心だが、インカ時代も帝国の首都クスコの中心になっていた。アルマス広場に面して建つカテドラル(大聖堂)は、インカ時代のピラコチャ神殿の跡に建っている。

 次にカテドラルのすぐ近くにある「インカ博物館」を見学。ここではインカ時代のみならず、チャビンやナスカ、モチーカ、チャンカイ、チムーのプレインカ時代の文化を知ることができる。

インカ時代の土器類が展示されていたが、暗く沈んだ印象を受けた。そこにはプレインカ時代の明るさ、華やかさは見られない。

 アルマス広場近くの旅行社で目についたのはレンタバイクだ。

 クスコでバイクを借り、クスコを拠点にして周辺をまわるのも面白そうだと思った。

 こうして最後の「クスコ歩き」を終え、「ムナワシ・イン」に戻った。

 夕食はみなさんと一緒にレストランで。

 クスコに最初に到着した夜と同じ、ペルーを代表する伝統料理の「ロモ・サルタード」を食べた。今回の肉はアルパカではなく牛だった。

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クスコのカテドラル

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インカ博物館の入口のコンドル像

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インカ博物館に展示されているインカ時代の土器類

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アルマス広場近くの旅行社

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夕食のスープ

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夕食の「ロモ・サルタード」