「南米・アンデス縦断」(3)
昼食を食べ終わると出発。ところが1台のバイクがパンクしている。メカニックの小島さんの出番だ。見事な早業であっというまにパンク修理を終え、我々は何事もなかったかのように走り出した。
太平洋岸の国道1号を南下。夏のバカンスの季節ということもあって、浜辺では家族連れの姿を多く見かけた。ところが日本の夏の海水浴場とは異なり、海に入る人は誰もいない。寒流のフンボルト海流の影響で、海水は冷たく、とてもではないが海には入っていけないのだ。
そればかりではない。
海から冷たい霧が押し寄せてくると、熱帯圏にもかかわらず、DR-Z400Sに乗っていると震えてしまうほどだ。
右手に太平洋、左手にはアンデスへとつづく山並みを眺めながら走り、18時、リマから300キロの町、イカに到着。ここの「レアル・ホテル」に泊まる。プールつきのホテルだが、暑くはないので、ひと泳ぎしようという気分にはならなかった。
メンバーのみなさんとは、さっそく宴会を開始。「ポジョ」(鶏肉)を食べながら、ペルーのビール、「クリスタル」を飲み干した。
ホテルのレストランでの夕食は「ビーフステーキ」。それにはライスとポテト、トマト、サラダ菜が添えられている。
リマに到着して以来、ほとんど毎食、ライスを食べているが、ペルーでは米がよく食されているようだ。
パンクの修理をするメカニックの小島さん
国道1号沿いの町
イカの「レアル・ホテル」
「ポジョ」を食べながらビールを飲む
夕食の「ビーフステーキ」