賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「南米・アンデス縦断」(1)

道祖神」のバイクツアー、「賀曽利隆と走る!」の第13弾目、「南米・アンデス縦断」に出発したのは2007年12月2日のことだった。

 新宿13時12分発の「成田エクスプレス23号」に乗り、成田空港到着は14時28分。成田空港では総勢18名のメンバーのみなさんとと落ち合う。その中には道祖神の菊地さんやメカニックの小島さんもいる。

 我々は意気揚揚とした気分で17時10分発のCO(コンチネンタル航空)006便に乗り込んだ。ぼくにとっては1984年から85年にかけての「南米一周4万3402キロ」以来の南米なので、胸の高鳴りがおさえられなかった。

 日付変更線をまたぐので、同じ日の13時50分にアメリカのヒューストンに到着。成田→ヒューストン間の飛行時間は10時間40分。そこでCO590便に乗り換え、23時15分にペルーのリマに到着。ヒューストン→リマ間の飛行時間は6時間35分。東京を発ったその日のうちに、リマに着いたのが信じられないような思いだ。

 空港内の両替所でペルーの通貨ソルに替える。1ドルが2・9ソル。1ソルは約40円になる。

 空港からリマの中心街にある「ラシエンダ・ホテル」へ。ベッドの上で、思いっきり足を延ばして眠れるのがありがたい。

 翌朝は7時、朝食。これが記念すべき南米での第一食目になる。チーズ、ハム、ベーコン、ソーセージとパン、それとオムレツ。オムレツはスペイン風。飲み物はパパイヤジュース。朝食を食べ終わると、リマの中心街を歩いた。

 9時、我々は全員でカヤオ港へ。いよいよ大仕事のバイクの引き取りだ。1日かけて頑張ったのだが、残念ながらバイクは引き取れなかった。

 ホテルに戻ると夕食。レストランでリマのビール「クスケーニャ」で乾杯。そのあと、ライスを添えたビーフステーキを食べた。ライスは長粒米だ。

 翌日は1日かけてのバイクの引き取り。道祖神の菊地さんの獅子奮迅の大活躍があって、バイクを引き取れたのは税関の閉まる直前の17時。我々が愛車に乗って港を出られたのは21時。そこから24キロ走って22時40分にリマの「ラシエンダホテル」に戻ってきた。

 これで「南米・アンデス縦断」の準備は整った。

 明朝には出発だ。

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記念すべき南米の第一食目!

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スペイン風オムレツ

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リマの中心街

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リマの町を歩く

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リマのビールで乾杯!

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夕食のビーフステーキ