「鵜ノ子岬→尻屋崎2012」(35)
翌朝、目覚めるとすぐに「松島センチュリーホテル」の朝湯に入った。最高の気持ち良さ。
ぼくは温泉が好きだ。とくに目覚めてすぐに入る朝湯が好きなのだ。ここは絶景湯。大浴場の湯につかりながら「日本三景」の松島を眺めた。
湯から上がると、「松島センチュリーホテル」を出発し、1時間ほど早朝の松島を歩いた。
松島のシンボルの五大堂から国宝の瑞巌寺へ。松島は今回の大津波では他所と比べると被害は少なく、五大堂も瑞巌寺も無事だった。ほんとうによかった。
松島は復興一番乗りといってもいいほどで、観光客の客足もかなり戻ってきている。
しかし松島にもかなりの大津波が押し寄せたのは間違いない。「松島センチュリーホテル」に貼ってあった大津波の写真を見ると、それがよくわかる。
水中には何台もの観光バスや乗用車が浮かんでいる。水の引いた商店街には乗り上げた車が見られる。桟橋に乗り上げた観光船も見られる。実際、桟橋の一部は激しく壊れ、福浦島への橋は通行止めのままになっている。
隣の東松島市では1000人以上もの犠牲者が出たが、松島町では死者1人。これは奇跡といっていい。
「松島センチュリーホテル」の朝湯に入る
「松島センチュリーホテル」を出発
「松島センチュリーホテル」前の松島湾
松島のシンボル、五大堂は無事だ
松島の観光船の乗場
大津波に襲われた桟橋
福浦島への橋は通行止め