賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「カソリの温泉めぐり・東京編」(1)

「カソリの温泉めぐり2012年」の最後は東京の温泉。温泉めぐりをしながら東京の町を見てみようと思う。その第1弾目は「京急編」だ。

 12月14日、JR山手線の品川駅から京急京浜急行)に乗り換える。

 10時54分発の普通電車、京急蒲田行きの乗って東京の温泉めぐりが始まった。

 品川から北品川駅新馬場駅青物横丁駅鮫洲駅立会川駅と停まっていく京急の各停はすごくいい。高架のすぐ左側を旧東海道が通っているからだ。北品川駅から新馬場駅あたりにかけてが東海道の第1番目の宿場、品川宿の中心になる。

 立会川駅を過ぎたところでは鈴ヶ森の刑場跡がよく見える。ここを過ぎると、旧東海道は国道15号の第1京浜に合流し、幅広の道になる。

 鈴ヶ森の刑場跡を過ぎると大森海岸駅、その次の平和島駅で電車を降りる。

 品川駅から平和島駅までは13分、料金は150円だ。

 平和島駅前から歩き始める。

 駅から右へ。第1京浜(国道15号)に出ると左へ、品川方向に歩く。平和島入口の交差点を右折し、平和の森公園内の幅広の道を行く。平和島埋立地の島だが、この平和の森公園は大森側と平和島の間を埋め立ててできた公園。そこを過ぎると左手に平和島競艇がある。平和島競艇への道の右手に平和島温泉「クアハウス」がある。

 平和島温泉は1995年以来、17年ぶり。なつかしさを感じてしまう。当時はなかった複合の商業施設のビルができている。

「さー、温泉だ!」

 1時間券(1200円)を買い、大浴場の湯に入る。平日にもかかわらず、かなりの人たちが入っている。天然温泉の方は薄茶褐色の湯の色。塩分の濃い湯だ。人工温泉の無色透明無味無臭の湯船もある。

 大浴場の湯から上がると、着替えて2階から4階にエレベーターで昇り、露天風呂の湯に入る。露天風呂の方は大浴場の湯に比べると色も味も濃い。

 露天風呂の湯から上がると、2階に戻り、レストランへ。

 まずはビールを1本、キューーーッと飲み干した。そのあとで昼食。「牛ハラミのステーキ重」(1100円)を食べた。この値段にしては、なかなかの肉の味だった。

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京急の品川駅を出発

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京急平和島駅の駅前商店街

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第一京浜平和島口を右折

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正面には平和島競艇

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平和島温泉「クワハウス」の入口

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平和島温泉「クワハウス」の露天風呂

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湯上りのビール

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湯上りの昼食

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「牛ハラミのステーキ重」