賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「旧満州走破行2004」(50)

 中国で5番目に大きい湖、呼倫湖の湖畔を歩いたあと、国道301号に戻り、ハイラルに向かった。

 国道沿いには鉄道が通っているが、国境の満州里からハイラルに向かって列車が通り過ぎていく。思わずスズキQS110を止め、内蒙古の大平原を行く列車に見入ってしまった。

 国道301号沿いの大草原では往路のときと同じように馬の群れを見た。

 ハイラル川流域の湿地帯を流れる川では、大勢の釣り人たちが釣り糸をたれている。呼倫湖は漁業の盛んな湖だとのことだが、この一帯の川や湖では魚がよく獲れるのだろう。

 ハイラルの手前のチェンバラグチに到着。大草原地帯の中に新しくできた町。ここで昼食にする。

 さーて、どこにしようかと、鼻を利かせて店を探すのは楽しみな時間でもある。

manchuria2004-050-7605

大平原を行く列車

manchuria2004-050-7607

大平原の馬の群れ

manchuria2004-050-7613

大湿地帯の川で釣りをする人たち

manchuria2004-050-7615

チェンバラグチの町に入っていく