賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「旧満州走破行2004」(45)

10月5日(火)晴 ハイラル満州里(その3) 第15日目

 国道301号で地平線を目指して突っ走り、ハイラルから228キロ、中露国境の町、満州里に到着。満州里の町は中露の国境貿易でにぎわい、活気にあふれていた。

 そんな満州里の町から6キロ走り、国境に到着。鉄道沿いの道はここで尽きる。

「中国の道、ここに尽きる!」

 といった感じだ。

 国境には国境の郵便局があり、みやげ物などを売る国境の店があった。

 ちょうどうまい具合に、ロシア側から中国側に列車がやってきた。ジーゼルカーに引かれた貨物列車で原木を満載にしている。

 列車はロシア側、中国側のタワーをくぐり抜ける。

 ロシア側のタワーにはロシア語のキリル文字で「ロシア」、中国側のタワーには中国語の漢字で「中華人民共和国」と書かれている。

 国境線にはチェーンが張ってあるだけ。簡単にロシア側に入ることができた。これが満州里の鉄道沿いの中露国境だ。

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国道301号で国境の満州里へ

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中露国境の満州里に到着

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中国の道、ここに尽きる!

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国境の郵便局

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国境の商店

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ロシア側から列車がやってくる

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原木を満載にした列車

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「ここはロシアですよ~!」