「旧満州走破行2004」(37)
10月3日(日)曇時々雪 根河→ハイラル(その3) 第13日目
街道沿いの食堂で「羊肉三昧」の昼食を食べ終ると、ハイラルを目指して大興安嶺山脈西麓の道を南下していく。幾分、気温は上がったが、昼を過ぎても寒さに震えながらスズキQS110を走らせた。
根河から286キロ走ってハイラルに到着。人口23万人の大きな町だ。周辺の人口は200万人を超えるという。
ハイラルは昔から農耕民と遊牧民の交易の町として栄えてきた。この町をハルビンから中露国境の満州里に通じる鉄道が通っている。
ハイラルはホロンベール市という伝説の新市名に名前が変るという。
ホロンは男、ベールは女。邪心の男がある日、ベールをさらった。ホロンはその男と決闘し、ベールをとり戻したが、決闘の傷がもとで死んでしまう。ベールもホロンの後を追って死ぬ。そんな2人がホロン湖とベール湖になったという伝説だ。
ホロン湖はハイラル南側の湖、ベール湖は国境を越えたモンゴル領内の湖で、ノモンハンの西側にある。
ハイラル中心街の「貝爾大飯店」に泊まり、根河につづいてここでも少数民族オウンコ族の博物館を見学した。
ハイラルに向かって南下する
ハイラルに到着
少数民族オウンコ族の博物館を見学
トナカイ狩りをするオウンコ族の男
羊の乳しぼりをするオウンコ族の女
オウンコ族の家
オウンコ族の男女の服装