「旧満州走破行2004」(36)
10月3日(日)曇時々雪 根河→ハイラル(その2) 第13日目
内蒙古の高原地帯を南下。ハイラルを目指してスズキQS110を走らせる。
街道沿いの食堂を見つけると、あまりの寒さに我慢できず、早めの昼食。調理場に飛び込み、火にあたらせてもらった。しばらくあたって体があたたまってきたところで、やっと人心地がつく。生き返ったー!
この食堂の主人や従業員、客の多くは蒙古族だった。
内蒙古自治区に入ったときは、
「あー、これで蒙古族の人たちに会える!」
と思ったものだ。
ところが通り過ぎていく町や村の住民はほとんどが漢族。まるで中国がこの地を植民地化したかのような光景がつづいた。
こうして大興安嶺山脈を越えて、やっと蒙古族の世界に入ったのだ。
パオ(蒙古族の家)風建物の食堂で、羊の骨つき肉、羊の肝臓、羊の胃、羊の内臓のスープを食べた。この羊肉三昧の食事は内蒙古の世界を実感させるものだった。
内蒙古の街道沿いの食堂で昼食
食堂の調理場
羊肉をさばいている
客の蒙古族の男性
羊の骨つき肉
羊の肝臓
羊の内臓のスープ
ナン風パンの餅(ペイ)
蒙古族の食堂主人と2ショット