カソリのミニ旅(11)
2010年4月29日(木)晴一時雨 鎌倉・鶴岡八幡宮(その2)
鶴岡八幡宮本宮の参拝を終えると、境内を歩く。
若宮から白旗神社、鎌倉国宝館、ぼたん庭園とまわった。
白旗神社には源頼朝、実朝がまつられている。
鎌倉国宝館(入館料500円)には「黒漆矢」、「螺鈿太刀」、「蒔絵硯箱」など全部で5点の国宝が展示されていた。そのほか仏像や鐘、五輪塔、書画などの重要文化財が多数あった。さすが古都、鎌倉だ。これらは大半が鎌倉時代のもので、鶴岡八幡宮のみならず、建長寺や円覚寺など、鎌倉市内の寺社が所有しているものである。
「弘法大師画」もあった。
昨年は四国八十八ヵ所をめぐったので、
「いやいや、お大師さま、お会いしましたね」
といった気分で、その前ではしばらくは立ち止まってしまった。
ふくよかな、どことなく幼さの残るような弘法大師(空海)の顔をまじまじと眺めるのだった。
源平池の源氏池の脇にあるぼたん庭園(入園料500円)はちょうど花の盛りだった。牡丹は見事な大輪の花を咲かせていた。ここには全部で100種類1000株もの牡丹が植えられているとのことだが、それだけの種類があることに驚かされた。ぼたん庭園には大勢の人たちが来ていたが、
「(我々、日本人は)花が好きなんだなあ…」
と、しみじみそう思わされる光景だった。
こうして入口の三の鳥居に戻ると、帰りは若宮大路の段葛を歩いて鎌倉駅に戻った。
鶴岡八幡宮本宮の回廊
ぼたん庭園の牡丹
若宮大路の段葛を歩く